図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

東松山市立図書館(埼玉県)

森林公園からの帰り、もう一つ図書館に寄りました。
車で10分強の移動でやって来たのは、
東松山市の中心部、東上線東松山駅から東に500mほどの所。
地下が駐車場になっており、雨の日も濡れずに入館できます。
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交通量の多い県道を挟んだ向かいには、下沼公園。
この道路を渡るのは面倒だなと思ったら、地下歩道でも繋がっていました。

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下沼公園

いざ、図書館内へ。
館内は広々としています。
本棚は木製。中央部は低い棚、奥はやや高く、さらに奥の壁沿いは更に高く、となっており、
より空間を広く感じさせます。

DVDは、館内用と貸出用がなぜか分かれていました。
館内用には、懐かしのLDも。
コロナ禍の緊急事態宣言下というご時勢、館内での視聴サービスは停止している所が多いですが、
ここは珍しく可能になっていました。
館内の閲覧席も、机は使用禁止ですが、椅子は間引かれてはいるものの使用可能でした。

CDは、柱の周りに八角柱になるように並べられた棚に入っています。

壁際の棚はまっすぐでなく、ノコギリの刃のように傾けられて立っています。
そして、短辺の部分は窓。
随所にこだわりを感じさせる、デザイン性高いレイアウト。

入口すぐの好い場所に、郷土資料のコーナーがありました。
2015年にノーベル物理学賞を受賞した、梶田隆章博士の関連本が集められています。
彼がここ東松山市出身とは、埼玉県民でありながら知りませんでした。
北本市の大村博士に続いて、ここにもノーベル賞受賞者。誇らしい限りです。

同じ並びには、「天の園」なる児童文学シリーズがずらり。作者は打木村治。
どこかで聞いた名前だと思ったら、飯能市の図書館で郷土作家として紹介されていた人でした。

本は全体的に充実していますが、旅行ガイドがなかなか豊富。
棚8個に、背の高い人が背伸びしてぎりぎり手が届く高さまで、本が並んでいます。

満足できたので、危うくこのまま帰ってしまいそうでしたが、まだ上の階がありました。
階段で二階へ。
ロビーは、「田口弘文庫」の展示となっています。
田口氏は、東松山市の教育長で詩人とのこと。
歳は四十ほども違うようですが、詩人としても彫刻家としても名高い高村光太郎と交流があり、
光太郎の書や、田口氏に宛てた葉書などが飾られていました。

中は、参考資料、郷土資料の部屋でした。
一階の郷土資料がちょっと寂しいと思っていたら、こちらが本体。
埼玉にまつわる、あらゆるジャンルの本が揃っています。
市民著作のコーナーもありました。
参考資料の方も辞典、辞書類が圧巻の品揃え。

三階は、学習室。
特に見る必要も無いかと思いましたが、一応覗いてみると、
黙々と勉強する学生たちでびっしりと埋まっていて、圧倒されました。
隣の席との間には、コロナ対策で急ごしらえしたらしき、仕切り板が立てられていました。

開館は、31年前の平成2年。
蔵書数は一般書が約27.6万、児童書が6.8万、郷土資料が1.4万。
この周辺、特に北側のエリアには小さな町村が多いので、こんな立派な図書館もあまりありません。
休館が原則月に1日、第四月曜日のみというのも高ポイント。

玄関ロビーも広々としており、リサイクル本が多数置かれていました。
片隅には埼玉県のマスコット、コバトンの巨大なぬいぐるみ。
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時勢を反映して、コバトンもしっかりマスクを着けています。

市立図書館 - 東松山市立図書館

滑川町立図書館(埼玉県)

3日前に行ったばかりですが、また梅を見に出掛けました。
混雑を避け、あえて平日に向かったのは、国営の森林公園。

東京ドームの65倍という、驚きの広さの森林公園。
出入口も4つあるのですが、その内の一つ、南口のほど近くに、図書館があります。
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まずはこちらを訪問。
公園の所在地である滑川町の役場、体育館と並んでいます。
と言っても、北は森林公園の森林、南は町名の由来の滑川の清流。
周囲は自然に溢れ、町の中心地という雰囲気はありません。
実質的な町の中心地は、東武東上線森林公園駅の辺りと思われますが、ここからは3kmほども離れています。

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これが滑川

コロナ対策で、入館票に名前や連絡先を書いてから入ります。
元々人口の少ない町でこのロケーション、平日の昼間、と来れば案の定、お客さんはほとんどおらず。
職員の方が多いくらい。

入って右手は児童書、左手が一般書です。
右奥には、絵本や紙芝居の置かれた絨毯敷きのエリアがありましたが、この時は子供は全くいませんでした。

一般書の方に入ると、壁一面にCDが並んでいました。
カセットテープと合わせて、約5千点とのこと。
図書館にしては珍しいことに、国内のポピュラー音楽が大半、7割ほどを占めていました。
その隣はDVD、そのまた隣にはVHSが並んでいます。
いずれも映画作品が中心です。

ラノベ系の文庫本を集めた棚の裏は、岩波文庫の棚になっていました。

館内は広くはありませんが、
スチール製の棚がびっちりと並べられ、壁沿いの棚は天井に届く高さまで本があります。
一番上の段は、手に取る人の少なそうな文学全集の類、というよくあるパターン。

全体的に古めの本が多いでしょうか。
特に窓際の本は、日に当たって背が色褪せています。
雰囲気から想像される通り、コンピュータ関係の本は少なめでした。

郷土資料このコーナーには、
県史、周辺の市町史などが揃えられています。数は多くありません。

はて、岩波以外の文庫本はどこにあるのか、と見廻ってみますが、見当たりません。
岩波文庫の棚に戻ってよく見てみると、岩波以外の本も混じっていました。
9割超を岩波が占めていたので、専用の棚かと思い込んでしまいましたが、ただの文庫本コーナーだったようです。
こんなに知的水準の高い、と言うか特定の会社に偏った品揃えは滅多にありません。

蔵書数は、一般書が約7万3千、児童書が3万2千。
開館したのは昭和62(1987)年とのこと。

お隣には、エコミュージアムセンターというものがあるので、覗いてみました。

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エコミュージアムセンターへ

天然記念物ミヤコタナゴの飼育が行われていました。
その他、ギンブナ、ザリガニなども展示。

ここから森林公園は目と鼻の先ですが、直線的に結ぶ道は無いので、ちょっと遠回りが必要。
それでも、歩いて10分とかからない距離。
付設の駐車場は普通車が650円と、この田舎にしては随分高いですが、
これで需給バランスが取れているのでしょうか。
と思ったら、すぐ隣に200円の民営駐車場があったりします。
2月の平日というこの日は、どちらもガラガラ。
この時期は、閉園時間も4時、と早め。
時刻は既に2時半になっていたので、残り1時間半しかありません。

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公園南口

まずは南口から近い、梅園へ。
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航空公園の梅園より遥かに規模が大きく、見応えがありました。
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梅園はそれなりに人で賑わっていましたが、そこから北に向かって歩いて行くと、
ほとんど人とすれ違うこともありません。
途中、椿園もあり、多種多様な椿が競うように花を咲かせていました。
伊豆大島の椿園にも負けません。
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図書館、公園、梅、椿、と3日前と全く同じパターンですが、ポカポカ陽気だった3日前が嘘のような寒さ。
気温が10℃は下がっています。。

中心部の広場まで辿り着きましたが、人っ子一人おらず、貸し切り状態。
これはこれで、得難い体験です。
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気付けば、閉園まであと15分。とても南口までは戻れそうにないので、近くの中央口から退場しました。
ちなみに中央口には破格、100円の民営駐車場もありました。

滑川町立図書館 | 滑川町

所沢市立所沢図書館 本館(埼玉県)

2月とは思えない20℃超えの陽気に誘われ、所沢の航空公園へ行くことにしました。
車を走らせていると、沿道に中富民俗資料館なる案内看板を発見。
何度も通っている道ですが、今まで気に留めたこともありませんでした。
スマホで調べると、月に4日、
第1土曜日と第3日曜日と第2・第4金曜日しか開いていないとのこと。
この日は幸運にも第3日曜日。入場無料のようだし、これは行ってみなくては!
元々寄るつもりだった近くのショッピングセンターに車を停め、歩いて向かいました。
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懐かしの丸ポストを正面に据える資料館の中は、
昔の農具、家具などが雑然と並べられています。
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嘗てはこの辺りで養蚕が盛んだったというのは初耳でした。
車や電気製品もあり、「三丁目の夕日」のような昭和レトロが味わえます。
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人形については江戸時代のものも。
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ボランティアガイドのご老人によると、ニュータウン開発で処分されそうになった、
近隣の農家の蔵にあった品々を集めたとのこと。
学校からの見学は多かったそうですが、コロナ禍ですっかり途絶え、閑古鳥が鳴いているようです。
展示品も資料館自体も、素朴で飾らないものですが、なかなか見応えある穴場スポットでした。

お次は航空公園へ。
一番手前の、北口の駐車場に停めようとすると、何台かが駐車待ち。
車列がなかなか進まないので、諦めて少し先の駐車場へ。
するとこちらも車の列が、、、先ほどの5倍くらい続いています。
到底並ぶ気になれず、反対側の南口の駐車場に賭けることに。
北側よりは空いているイメージでしたが、、、やはりこちらも駐車待ちの列。。
結局最初の所が一番早かったか、と思ったものの、これ以上移動する気にもなれず、諦めて並びます。
時刻はもう3時半。来る人より帰る人の多い時間帯なので、数分の待ちで入ることができました。

この陽気で考えることは皆同じなのか、園内は子供連れを中心に大いに賑わっていました。
お目当ての梅林は、南口の近く。
赤、白、桃と色とりどりの梅が見頃を迎えています。
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日本の航空発祥の地とされるここ。
園内には見応えある博物館もあるのですが、コロナのため臨時休館中でした。

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C-46が飾られる公園内

ここに来たら、当然寄らなくてはいけないのが、園内にある所沢図書館本館。
何度か訪れたことがありますが、最後に来た時は臨時休館中でした。
今日は開いていることを確認済みだったのですが、
近くまで来てみると、工事中の幕で覆われています。
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嫌な予感を抱きつつ、玄関のある反対側に回ると、こちらも同じ状態。
ですが、こう見えても無事開館していました。
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本来は煉瓦貼り風の外壁は、幕と鉄パイプのせいでよく見えませんでしたが、
館内の壁も煉瓦貼り風でした。
見るからに、年季が入っていそうです。

入ってすぐの所には、新聞の閲覧室。ビジネス関連図書もここにあります。
一階は基本的には児童書ですが、
医療に関する本もここにあります。

中央の階段で二階へ。
採光窓の付く天井は高く、まだ上に階がありそうですが、階段はここまで。

「リーダーたち」なる特集展示があり、
レーニンプーチンカストロ文在寅渋沢栄一などの本が並べられていました。

雰囲気に相応しく、古めかしい全集類が豊富ですが、
よく見ると抜けている巻が多数。
以前、新所沢図書館で学んだ通り、他館と分散所蔵しているようです。

文庫本はかなり多く、実に16面を占めています。
概算で1万冊近くあるのではないでしょうか。

雑誌の数もかなり多め。163誌あるとのこと。
航空関係の雑誌が3誌。
航空ファン」「エアライン」に加え、「航空管制」なる珍しい雑誌が置いてあるのは当館ならでは。

「航空・宇宙工学」の本も充実しているかと思って見てみると、百冊足らず。
車や鉄道の本より多いので、他館よりは多めということでしょうか。
その後、「航空運送」のコーナーにも同じくらい本が置いてあるのを見つけたので、やはりそこそこ充実していると言えそう。

地図、ガイドブックの品揃えは、ちょっと寂し目。
地球の歩き方」はシリーズ全巻の半分も置いていません。

郷土資料は無く、歴史のコーナーに混ざって少々あるのみでした。
歴史のありそうな図書館にしてはちょっと物足りないな、と思いつつ、
帰り際にふと館内案内図を見ると、三階もあることが判明。
トイレ脇の目立たない階段を上っていくと、三階がありました。

小さな学習机が大量に並ぶ、立派な参考図書室があります。
荷物はロッカーに入れ、奥に進むと、重厚な書物が大量に置かれていました。
「廣文庫」「群書類従」「続群書類従」「続々群書類従」「国史大系」「寛政重修諸家譜」など、
あまり余所では見かけない古文書がずらり。
勿論原書ではなく、後年の出版物ですが。

郷土資料もたっぷり。
川越舟運、狭山事件西武ライオンズなどの本があります。
しかし、所沢の航空史に関する本は見当たりませんでした。
所沢出身の作家のコーナーもありましたが、あいにく知らない人ばかり。
唯一知っていたのが、将棋棋士羽生善治氏。国民栄誉賞も受賞した歴代最強棋士は、所沢出身なのでした。
所沢が舞台とされる、となりのトトロの絵コンテ集もありました。

廊下を反対側に進んだ先には、ひっそりとリサイクル本の棚が。
なぜこんな誰も通らないような所に設置しているのか、謎ですが。

ハード、ソフトとも貫禄たっぷりだったこの図書館、開館は1980年。
蔵書数は、一般書は約20万冊。児童書が9万、参考図書が2.7万、郷土資料が1.7万とのこと。
視聴覚資料はありませんでした。

図書館を出て、再び公園内を散策していると、蝋梅園があり、目立たない黄色い花を咲かせていました。
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蝋梅とは、背の低い梅なのかと思ったら、梅というのは名ばかりでバラの仲間のようです。

所々、椿も咲いています。
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思えば、伊豆大島で椿園を堪能したのはちょうど1年前。
既に旅行が自由にできなくなりそうな空気が忍び寄っていましたが、まさか1年経ってもこの有様とは、
あの頃は想像できませんでした。

所沢図書館 本館

さいたま市立与野図書館(埼玉県)

武蔵浦和から別所沼を見て、更に北へ3km。
もう1館、図書館に寄ります。

夕闇が迫る中、到着。
この日は平日なので、8時まで開いています。(土日祝は6時まで)
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南には市民プール、向かいには体育館、その隣には中央区役所、即ち旧与野市役所。
この辺りが、旧与野市の官庁街だったのでしょう。

あまり覚えていなかったのですが、向かいに喫茶店がある光景を見て、
ここには一度来たことがあるな、というのを思い出しました。

公式サイトの情報によると、駐車場は無いとのことですが、横のプールには大きな駐車場があります。
図書館利用者は停めてはいけないのでしょうか。
この日はバイクだったので、どうにでもなりましたが。

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図書館前の様子

いざ、中へ。
ここもコロナ対策で、滞在は30分以内に、とのこと。
壁は武骨なコンクリートですが、床のタイル、本棚は木製で、温かみがあります。
全体的にゆったりとした造りで、本棚にも余裕があります。

しかし、先ほどの武蔵浦和図書館と違い、かなり古そう。
本も古めのものが目立ち、ボロボロの吉川英治全集は1966年刊行だったり。

CDは、少量ながらポピュラー系も置いていました。
DVDもありますが、文化資料的なものが多く、映画はほんの僅か。

近くの与野公園は、見事なバラ園があることで知られており、
カウンター前に「バラのまち」コーナーがありました。
薔薇に関する本が多数置かれています。

貸出カウンターの向かいに、案内カウンターがありました。
わざわざ別々に設けているのは、この規模の図書館では珍しいでしょう。
その横の階段を上っていくと、なんと、二階にも同じように案内カウンターがありました。

二階を回っていると、「奈良六大寺大観」「浮世絵大系」など、渋い大型美術本が並ぶコーナーがありました。
「The BEETLESアンソロジー」なる大型本を捲っていると、ジョン・レノンの手書きメッセージらしきものが。。!?
しかし平成以降の出版なので、どう考えても本物ではありません。
そう言えば昔、隣町のさいたま新都心ジョン・レノンミュージアムがあったことを、ふと思い出しました。
結局一度も行く機会がありませんでしたが。。

自然科学のコーナーには、大学の教科書のような本が目立ちます。
コンピュータの本は少なめ。

参考資料室の床は、ここだけ絨毯敷き。
しかし悲惨なまでに擦り切れていて、ボロボロでした。
近くのトイレを覗いてみると案の定、和式。

展示室には、江川吟舟、藤山一郎の年譜が掲げられていますが、
コロナ対策で入口を封鎖されており、遠巻きに眺めることしかできないので、読めません。。
後で調べると、国民栄誉賞歌手の藤山氏は、与野市民歌を歌った縁で、その遺品が飾られているそうです。
江川吟舟氏は、当地ゆかりの書家だそう。

お隣の学習室には、昔の学校のような木の机が並べられていますが、やはり封鎖。

三階には視聴覚ホール、おはなし室があるようですが、これもコロナ対策なのか、使われている気配は無し。
照明が消えていて真っ暗でした。

蔵書数は約14万冊。
先ほどの武蔵浦和より床面積はかなり広そうですが、蔵書数はあまり変わらないのが意外でした。
当地での開館は1981年とのことで、今年ちょうど40周年。
正直、それ以上の歳月を感じさせました。
しかし、与野の図書館のルーツは実に大正時代にまで遡るようで、歴史の重みを背負った貫禄ある図書館と言えます。

与野図書館 - さいたま市図書館

さいたま市立武蔵浦和図書館(埼玉県)

仕事も在宅メインになってしまい、ろくに外出しない日が続いていたので、
久しぶりに図書館巡りに出かけました。

バイクで向かったのは、さいたま市武蔵浦和図書館。
JR武蔵浦和駅の目の前、南区役所の入るビル「サウスピア」の中。

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正面がサウスピア

武蔵野線埼京線の乗換で、駅を利用した事はありますが、町に来たのは初めてかも。
埼京線の手前を、時おり新幹線が通過します。

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武蔵浦和駅の横を通り抜ける新幹線

ビルの脇が駐輪場になっており、大型バイクも駐輪可。
大型バイクは一回410円とお高いですが、施設を利用すると3時間無料、と有難いシステムです。

図書館入口は三階とのこと。
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一階から長めのエスカレータに乗ると、三階に直行でした。

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図書館入口

館内に入ると、意外に狭い。。と思ったら、二階も図書館だったようで、下への階段がありました。

まず目に入ったのは、CDの棚。
数は多くはなく、ジャンルはクラシックの他、朗読、民謡、落語など。
ポピュラー系は見当たりませんでした。

三階には他に、新聞・雑誌、文芸、文庫などが置かれています。

奥は二階への吹き抜けになっており、
下を見下ろす縁の部分には、ずらっと閲覧席が並んでいます。
しかしコロナ対策で、全て「関係者以外立入禁止」の黄色いテープが貼られていました。
この殺人事件の現場のような無粋さ、何とかならないでしょうか。。
滞在は30分を目安に、との掲示も随所に貼られています。

階段で二階に下りると、旅行書がお出迎え。
地球の歩き方」「るるぶ」「まっぷる」など、王道のシリーズものが中心です。

外国語資料の棚もありました。
ジョン・グリシャムスティーブン・キングシドニィ・シェルダンなど、
ベストセラー作家の本が多め。

さいたま市の図書館は、コンピュータの本が充実している所が多いのですが、
ここもそれなりに充実しています。
しかし、Windows7など、もはや役目を終えたと言うべき古めの本が目立ちます。

郷土資料のコーナーには、浦和、埼玉の本や行政資料が並んでいます。
その中に、「別所沼ゆかりのコーナー」というものがありました。
別所沼の最寄り駅はお隣の中浦和、ここからは徒歩15分とのことですが、図書館としてはここが最寄りなのでしょう。
画家須田剋太、詩人で建築家の立原道造などが愛した場所として、ゆかりの本が並んでいます。
しかし、立原氏の本は幾冊かありますが、どんな画家なのか気になった須田剋太の本は見当たらず。
検索端末で探すと、このコーナーにあるはずなのですが、目を皿にして探しても見つからず。。
どこか他の所にあるに違いない、と思い、職員の方に聞いてみたら、
先ほどまで見ていた棚から、あっさり見つけ出してくれました。
。。。あったのか。。。なぜ見つけられなかったのか不思議です。
図書館には結構親しんでいるつもりでも、やはりプロの目には敵いません。

この図書館、開館は平成25年。と言うことは8年前。
蔵書数は約13万冊。
さほど多いとは言えませんが、綺麗で立地も良く、
このご時世でなければ、もう少しゆっくり過ごしたくなる図書館でした。

サウスピアの南側は大きな空き地になっていますが、何やら建設中。
この街も、ますます発展していきそうです。

出発時には考えていませんでしたが、この流れだと別所沼にも行ってみなくては。
駅周辺のお店を少し覗いて回った後、バイクを出して向かいました。

住宅地の中を疾走し、5分ほどで到着。
ここには夜に一度来たことがあるのですが、日の出ている時間に来たのは初めて。
都会の中の何てことも無い公園、と思っていましたが、
水面が鏡面と化して木々を映す様は、なかなか見事。
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野鳥の観察地でもあるらしく、水面をすいすいと泳ぐ鳥が見られました。
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園内の案内板を見ていると、一角に「メキシコ公園」なるものがあるのを発見。
気になって行ってみると、
アステカ文明の遺跡のような石積みの先に、得体の知れない石像が立っていました。
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メキシコのメキシコ州が、埼玉県と姉妹提携している縁のようです。
河童のような像は、風の神とのこと。

湖畔には一本の河津桜が、数輪だけ花を咲かせていました。
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熱海で満開の河津桜を見たのは、1年と少し前。
今年も暖冬とは言え、やはり埼玉は熱海よりは寒いのでしょう。

武蔵浦和図書館 - さいたま市図書館

川口市立戸塚図書館(埼玉県)

新型コロナの緊急事態宣言の中ですが、所用で埼玉県東部へ。
今年最初の記事に、県内のほとんどの図書館は開館していると書きましたが、リサーチ不足でした。
特に県東の方は、休館している所が多く、ざっと調べたところ、
久喜市白岡市春日部市越谷市三郷市八潮市吉川市、宮代町、加須市伊奈町などの図書館が、
宣言明け予定の2月7日頃まで臨時休館中。
むしろ開いている方が少数派なくらいです。

なぜか県西の方は開いている所が多いのですが、
地元の富士見市も実は休館中。
坂戸市に至っては、3月末まで休館とのこと。これはちょっと勤労意欲を疑いますが。。

この日訪れたのは、このエリアでは貴重な開館派、川口市の図書館。
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戸塚安行駅東川口駅の間辺り、大きな道からは外れた住宅地の中にありました。
周辺の雰囲気にはあまりそぐわない、未来的なデザイン。まだ新しそう。
公民館と併設です。

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図書館前の道

駐車場に車を停め、いざ中へ。
ワンフロアですが、館内はかなり広めです。
比較的人も多めでした。
正面には、年末に亡くなった絵本作家、安野光雅氏の追悼コーナーが設けられていました。
その手前のゾーンは児童書コーナー。

カウンター前にはCD、DVDの棚。数はさほど多くはありません。
その裏は文庫本で、これは結構な数が揃っています。

コロナ対策で、新聞は当日、過去分とも閲覧停止になっていました。
雑誌の種類は百を超え、なかなかの充実ぶりですが、こちらも最新刊は撤去され、閲覧停止。
扉の中のバックナンバーのみが閲覧可能でした。

ソファ、閲覧席も全て利用禁止。

さほど大きくはありませんが、郷土資料の棚には埼玉、川口の本が置かれています。
埼玉コーナーは、次の大河ドラマを見据えてか、渋沢栄一の本が目立ちます。
また、川口市は、最近はすっかりそのイメージは薄れましたが、鋳物産業が盛んで、
映画のタイトルでもある「キューポラのある町」として知られた所。
タイトルに"キューポラ"の入った本が、多数置かれていました。
市政、遺跡発掘の報告書なども並んでいます。

蔵書数は、平成26年の情報で、約15万冊。視聴覚資料が5千点。
広い館内はゆったりとしており、本棚には空きスペースが結構あるので、まだまだ増える余地はありそうです。

前述の通り、周辺は落ち着いた住宅街。
窓から外を見ると、まさにお隣さん、と言いたくなるような近さに隣家が迫っています。
その先にある幼稚園は、ロケットや地球の模型が立っていたりして、図書館同様、異彩を放っていました。

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幼稚園と周辺の様子

この周辺は有名な植木の産地で、図書館には植物や園芸の本を集めた「みどりのコーナー」があったそうですが、
いずれも気が付きませんでした。不覚でした。

戸塚図書館|川口市立図書館

鶴ヶ島市立図書館大橋分室(埼玉県)

久々に訪ねた川越の西図書館から2㎞も離れていない所に、
鶴ヶ島市の図書館分室があるようなので、ついでにそちらにも立ち寄り。

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図書室のある、大橋市民センター

周囲の道は狭くて入り組んでおり、カーナビを頼りにしないと到達困難な場所でした。
市民センター、児童館の併設です。
南の方から来ると、途中までは結構住宅が建て込んでいたのですが、
この周辺は空き地(畑?)が目立ち、何とも殺風景。
関越道と圏央道の交わる鶴ヶ島JCTがほど近くのはずですが、その姿は見えません。

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センター前の風景

この立地なので、当然駐車場はあるはずですが、見当たらず。。
玄関を通り過ぎて50mほど進み、不安になってきた頃に、これまた殺風景な駐車場が見つかりました。

建物は立派ですが、図書館の方は、
分室という響きから想像される通り、小ぢんまりした一室でした。
室内には職員の方が一人いるだけで、閑散としています。
感染クラスターの発生など、およそありえない状況。

児童館併設なだけに、児童書、ヤングアダルトが多め。
床面積で言うと、7割はこれらで占められています。

一般書は主に壁沿いに追いやられていますが、
よく見ると「世界の詩」「新潮日本文学アルバム」、山川出版「県史シリーズ」など、
渋いシリーズ本が揃っています。

豊富な蔵書とは言えませんが、一通りのジャンルは網羅。
文庫本、漫画はまあまあ充実していると言える数が揃っていますが、
雑誌は、ミセス向けのものが数誌あるだけ。
視聴覚資料も無いようです。

あまり時間も無く、そもそも長居できる空気でも無いので、
10分足らずで退出しました。

約10年前の情報によると、蔵書数は一般書が約1.8万、児童書が1.6万。
開館は平成3年とのことなので、今年でちょうど30周年ということになります。

鶴ヶ島市には中央図書館の外に、このような分室が多数あります。
分室は週休3日制のようで、ここは月、水、金がお休み。
全室制覇するのは、ちょっとばかり困難を伴いそうです。

【鶴ヶ島市立図書館 公式ホームページ】|マップ・カレンダー