図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

秩父図書館吉田分館(埼玉県 秩父市)

両神村を出て、旧吉田町へ。
より秩父市に近い小鹿野町が独立を保ったのに、ここは秩父市との合併を選んで、
町の名が消えてしまいました。

沿道に、「秩父事件資料展示」の案内看板を見つけました。
先ほど寄った図書館に資料がたくさん置かれていましたが、あまり詳しいことを知りません。
勉強のため、寄ってみることにします。
距離が書いていなかったので、矢印のすぐ先にあるのかと思ったら、3㎞ほど走った先でした。
資料館は、廃校になった元小学校を利用した、石間交流学習館の中。
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校庭を掃除しているおばちゃんが受付係でした。
1台も車の停まっていない、広々した校庭駐車場にバイクを停め、入場料300円を払って、校舎の中へ。
10分くらいのビデオがありますよ、と言われたので、これを鑑賞して基礎学習。
しかし実際には30分ほどあり、見ている間に閉館時間の4時を過ぎてしまいましたが、
気にせずゆっくり見ていって、と言われました。何とも大らかな対応。
生糸の相場急落による収入減と、突然の税金値上げの二重苦に追い詰められた農民たちが、
世直し、世均しを謳って蜂起、秩父困民党を結成し、
宮郷さいたま市の大宮でなく、今の秩父市街)の高利貸を襲うという、秩父事件
認知度は今一つ低めですが、
国軍の出動を招いたという点に於いて、西南戦争二・二六事件に比肩する歴史的事件だそうです。
刀痕の残る高利貸の柱や、事件を描いた絵画などが展示されていました。
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ここまでの道の先は行き止まりのようですが、行ける所まで行ってみました。
石間川に沿って遡った終点にあるのは、断崖に形成された沢戸集落。山の向こうは群馬県
秘境中の秘境です。

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沢戸集落

ここ吉田町にも図書館があるので、寄ってみます。
旧町庁舎の裏、公民館も入る生涯学習センターの中でした。
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図書館のある二階に上がります。

まず目に入ったのは、郷土資料。
ここもやはり、秩父事件の本が多数置かれています。
他には、合併前の吉田町史、埼玉県史、秩父市など近隣の市町村史が並びます。
ひと際目を引く「武蔵國郡村誌」は昭和30年頃の刊でした。

その周りは、ほとんど児童書。
紙芝居、絵本の並んだ、板敷きのコーナーもあります。

もしかして児童書専門か?と思いましたが、奥に進むと一般書がありました。

文芸書の棚にも、ハリーポッター山田悠介など、
子供からヤングアダルト向けのものが混ざっています。

雑誌は20誌ほどで、地元文芸誌の他は主婦向けのものが大半。

私がよくチェックするコンピュータの本は、EXCELのガイドなどが数冊あるのみ。
旅行ガイドもごく少量。
語学の本については、全然見つかりませんでした。

文庫本も茅田砂胡小野不由美など、ラノベ系の人が目立ちます。
駒崎優、雪乃紗衣など、私の知らない人の本も多数ありましたが、やはりラノベ作家のようです。

漫画も少し置いていました。
CDは主にクラシックですが、
DVDはちびまる子ちゃんなどのアニメ、ハリーポッターなど、やはり子供向けのものが大部分。

それにしても、かなり児童、少年少女向けに偏向した図書館でした。
去年の統計データを見ると、一般書が2925冊に対し、児童書が3441冊。視聴覚資料は445点。
どうも秩父市の図書館は、全体的に児童書に重心を置いている模様。
まだ新しそうなこの図書館は、いつ出来たのかは分かりませんでしたが、
少なくとも2005年の合併より前にはあったようです。

閉館の5時になったので図書館を出て、道の駅龍勢会館へ。
ここももう閉まっているかと思ったら、着いたのは、
17時15分という中途半端な閉館時間の数分前。ぎりぎり買い物が出来ました。

その横には、秩父事件の中心人物、井上伝蔵の邸宅が。
と言っても復元された物で、映画「草の乱」の撮影に使われたようです。
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図書館と道の駅の間にある椋神社は、困民党が結集した地。
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図らずも、秩父事件の足跡をなぞる旅になりました。

各館案内 吉田分館 | 秩父市立図書館

小鹿野町立図書館(埼玉県)

長かったゴールデンウィークも、残り2日。
最初で最後の日帰りツーリングに出掛けることにしました。
一応、県境を跨ぐ移動を避ける、というのは守ることにしているのですが、
遠くに行きたいという思いも抑え切れず。埼玉県の最果て、奥秩父を目指します。

秩父の街まで、約2時間。
思ったより道は空いていました。

秩父の街を抜け、西の丘の上にあるミューズパークへ。
ここは秩父市ではなく、お隣の小鹿野町
子供連れを中心に、そこそこの人出です。

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ミューズパークから秩父市街を一望

更に西へ。小鹿野町の中心部に向かいます。
どちらかと言うと、観光地では鬼っ子扱いされがちなバイクですが、
ここ小鹿野町は、バイカーを歓迎して町おこしの核にしている、ありがたい町。

途中、恐竜の化石産出地、という案内表示に惹かれ、般若の丘公園へ。
ここには嘗て町営温泉施設があったのですが、それが潰れてバイクの森という施設になり、その後それも閉鎖。
しかし、駐車場はバイクで溢れていました。
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一体何をしに来ているのでしょうか。。人のことは言えませんが。

太古の昔は海だったこの地で、チチブサワラなる魚の化石が発掘されたそうで、その像が立っていました。
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更には、パレオパラドキシアなる奇獣も。ユーモラスな復元像です。
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バイクの森の跡は、バイク弁当を名物にするレストランになっていました。
そしてロビーには、アライヘルメットミュージアムがありました。
これは、つい先日オープンしたばかりのようです。
イカーが集っていることにも納得。
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バイク弁当は気になりましたが、待ち行列が出来ていたので、泣く泣くパス。

昔ながらの素朴な街並みの残る、小鹿野の町に入ってきました。
人がほとんど歩いていない割に営業している店が多く、商店街はなかなか頑張っています。
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無料の町営駐車場が随所にありますが、バイク用ブースがしっかり確保されています。

この町には、わらじサイズのとんかつで有名な、安田屋があります。
有名な店なので混んでいるかと思ったら、意外にそうでも無かったので、ここで昼食にしました。
無名だった(と思われる)頃にも来たことがありますが、飾らない雰囲気は全然変わりません。
入っているお客さんは、皆バイカー風。

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ボリューム満点のわらじカツ丼

そもそも小鹿野町にバイカーが集まるようになったのは、
この店がツーリングマップルに載っていたことがきっかけでは無いか、と私は睨んでいます。

ここ小鹿野町にも図書館があります。
しかし小鹿野の町中では無く、2005年に合併した旧両神村にあるようです。
小鹿野町にも分館があるみたいですが、中学校の図書室を兼ねているようで、あいにく土日はお休み。
これはこれで気になるので、またいつか平日に来なくては。

3㎞ほど走り、両神ふるさと総合会館に到着。
ここに図書館があるようです。
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よく見ると、両神の後に「村」の字の痕跡が。合併して小鹿野町になったので外したのでしょう。
中に入ると、自動の検温機と、消毒液噴出器。コロナ対策はしっかりしています。
階段で二階に上がります。
「竹内いし女 褒賞」なる額が掲げられていました。
医師の元で働き、その稼ぎを全て両親と医療に捧げたことで、明治の7大孝子の一人とされ教科書にも載ったとか。

図書室内に入ると、
カウンターの向かいに、ジブリの森から来たという、トトロのぬいぐるみがドンと置かれていました。
その左は、絨毯敷きの子供コーナー。
右は一般書かと思えば、こちらにも児童書が多数ありました。

小さな図書館ですが、目を引いたのは、漫画本が妙に充実していること。
名探偵コナン」「ワンピース」「ドラゴンボール」「SLAM DUNK」などの人気作は勿論、
ヤマノススメ」「ゆるキャン」など、自然溢れる当地ならでは?のものも。
釣りキチ三平」はDVDも置いていました。
埼玉が舞台という「らきすた」、
今話題の「エヴァンゲリオン」「ガンダム」の漫画版までありました。 

そしてなんと、野球漫画専用の棚が別にあり、
そちらには「タッチ」「ドカベン」「ダイヤのA」などが置かれています。

文庫とノベルズは一緒になっていました。
司馬遼太郎池波正太郎佐伯泰英など、時代小説が多めです。
しかしよく見ると、、文庫の棚にも漫画が!
うる星やつら」「キン肉マン」など、懐かしい作品が。
鋼の錬金術師」など、大判もありました。
その時歴史が動いた」の漫画版は初めて見ました。
恐るべし漫画天国。2千冊はあるのではないでしょうか。

郷土資料も、なかなか充実しています。
秩父についての本、俳人金子兜太の本が多数。
晩年を過ごしたという、熊谷の図書館でも特集されていましたが、育ちは秩父とのことでした。
また、小鹿野は町民の手による歌舞伎で名高い町。歌舞伎についての本が多数あります。
秩父事件についての本も揃っています。

CD、DVDも規模の割には多めです。
CDの棚には、アーティスト名の仕切り板が入っていました。
比較的新しめのものが多く、「あいみょん」「ももいろクローバーZ」なども。

漫画、視聴覚資料が豊富な分、一般書は全体的に寂しめ。
しかし、想像される通り、競争率も低いようで、
アルルカンの道化師」「オルタネート」「推し、燃ゆ」など、
都市部の図書館では予約待ち必至の新しい本が、普通に書棚に置かれていました。

蔵書数は約6万5千点。
平成9年(1997年)に、旧両神村の村立図書館として開館した模様。
村立図書館だったと思えば、かなり立派な部類でしょう。

しかし、立地の辺鄙さも相当な部類でしょう。
右隣は交番、左隣は郵便局。
近くには、現在は支所の旧村役場もあるので、この辺りが村の中心地だと思われますが、
商店は郵便局の隣のヤマザキパンくらいで、まるで賑わいはありません。

その分、自然には溢れています。
小森川の清流もすぐ近く。
天然の藤の花が綺麗でした。
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町立図書館 | 小鹿野町

所沢市立所沢図書館所沢分館(埼玉県)

先日、浦和まで自転車で行けたことに味を占めて、再び自転車で遠出。
1時間ほど走って、所沢に来ました。

所沢の中心部に来たのは、元ダイエー所沢店のイオンが閉店になると聞いて、名残惜しんで来た時以来。
2年ぶりです。
すっかりリニューアルされた所沢駅東口には、トトロとネコバスの像が。
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トトロの舞台となった農村の面影は、この周囲には微塵もありませんが。

新しい駅ビル、グランエミオに入ってみました。
噂には聞いていましたが、蔦屋書店とライオンズカフェの辺りは、ここが所沢かと目を疑うお洒落空間。
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スケールは違いますが、やはり綺麗になった大阪駅を思い出させます。

鉄道遺構も展示された空中庭園には、なぜか若い女性がたむろしていました。
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駅から1km弱、街の中心から一番近い図書館が、西口にあります。
所沢市立所沢図書館所沢分館。。。
鹿児島にある、志布志市志布志志布志みたい。
所沢図書館はあくまで市役所傍にあるあれで、
所沢の中心地、駅近にあるここがその所沢分館。
実にくどくて分かりにくい名前ですが、所沢市民は気にしていないのでしょうか。
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前にある広場では、子供が遊んでいます。
横はまちづくりセンター。
現在の地での開館は2010年とのことで、まだピカピカです。

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このビルの1,2階が図書館

高層ビルのようですが、図書館は二階まで。
上は普通のマンションのようです。
中に入ると、「所澤飛行場の歴史と町場の変遷」と題した写真展示がありました。

その奥のロビーは新聞、雑誌コーナー。
右に折れると、
高橋玄洋氏コーナーが大きく作られていました。
出身は松江ですが、長らく所沢に在住しているという脚本家。
寄贈された脚本を製本したものが、ずらりと並んでいます。
ぱらぱらと見てみると、手書きのものの印刷も含まれていました。
「いのちある日を」「野々村病院物語」「さよなら三角またきて四角」などが代表作。
名前は何となく聞き覚えのあるものもありますが、ちょっと世代が違うので、観たことは無いかな。。
ドラマの映像をDVD化したものも置いています。市販品ではなく手作り風。
しかし一部の回は現存しないようで、そんな所が如何にも昔のテレビドラマ。
こんな立派なコーナーがあるくらいなので、過去の人かと思いきや、御歳92でご存命の様子。

一階は、基本的には視聴覚資料のよう。
まずは、縦置きのレーザーディスクが並んでいます。
収集は2、30年前で止まっていると思われますが、古めの映画が多数。
続いてVHS、DVD。

CDは、 クラシック、落語、朗読、ポピュラー、児童向けの順に並んでいます。
他にも各地の民謡、唱歌・軍歌・寮歌といったレアなコーナーも。
「体育」コーナーには、運動会のBGMに使う行進曲などが置かれています。

そして一番奥の壁には、レコードが!
館内視聴のみで、貸出はしていません。
レーザーディスク同様、縦置きなので、タイトルが読みづらいですが、ポピュラー系は知らない人が多め。
知っているところでは、定番のビートルズビリー・ジョエル、アバなどがありました。
サザンオールスターズ中島みゆきなど、現役歌手も見つかりました。

CDは14,700、ビデオ1,600、DVD1,700点とのことですが、全メディア合わせると2万点ほどでしょうか。
特集コーナーには、「ボブ・ディラン生誕80年」として彼のCDが集められていました。

階段で二階へ。
床面積は、一般書と児童書が2︰1といったところ。
蔵書数はそれぞれ12万、5.5万とのこと。

あまり蔵書に特徴は見つかりませんでしたが、
最近買うことも見ることもめっきり減った、紙の地図が沢山ありました。
都道府県、県内は勿論関東の各市、東京23区の他、「山と高原地図」が揃っているのは圧巻。
貸出も可。

郷土資料は、市議会会議録、遺跡の調査報告書などが多く、本は少なめ。

コンピュータの本も寂しめでしたが、
文庫本はそこそこ豊富。
老年世代に大人気の佐伯泰英は、なぜかカウンターに別置になっていました。

窓際には、外に向かって読書席が並びます。
コロナ対策で、半分はテープを貼って使用不可でしたが、かなりの利用率でした。

休日は5時閉館。
その時間になってしまったので、出ました。

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図書館前から所沢駅方面の様子

北に向かって自転車を走らせると、間もなく、
安政三年創業という老舗の醤油会社を発見。
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所沢に醸造業のイメージは無かったので、ちょっと驚き。
今は工場は無いようですが、売店には、有名人のサインが多数飾られていました。

その先には、所澤神明社なる大きな神社が。
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車で通ったことはありそうな所ですが、これも存在を知りませんでした。
やはり自転車には、自転車ならでは発見があります。

所沢図書館 所沢分館

さいたま市立中央図書館(埼玉県)

昨年に続き、コロナ自粛のゴールデンウィークが今年も始まりました。
幸いここ埼玉県は、緊急事態宣言の発令こそ逃れましたが、
東京側のエリアは蔓延防止重点措置とやらで、空気感は東京とほぼ同じ。

帰省も旅行も諦めましたが、こんな年に限って11連休の長丁場。
さすがに家に籠もり続ける気にもなれず、
埼玉県内の移動ならセーフだろう、ということで県都、浦和に行くことにしました。

浦和に行く時はバイクを使うことが多いのですが、程良い気候なので、初めての試みで、
自転車で行ってみることにしました。
GoogleMapで経路検索すると、家から約14km、所要55分と出てきます。
それよりは早く着くだろう、と高を括って出発しましたが、
途中、写真を撮ったりしながら走っていると、

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スミレ?の咲き誇る、新河岸川の河原

普通のママチャリということもあり、結局1時間以上かかってしまいました。

もうすぐ浦和の中心地、という所に、昔ながらの古書店が。
古い専門書が多く、大学の傍にあるような雰囲気の店でした。
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その先には埼玉を代表する老舗書店、須原屋の本店。
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店内に噴水があるという豪勢なお店ですが、
売り場は昔より随分縮小されてしまい、今は3フロアのみ。
駅前のコルソの中にも支店がありますが、そちらもさほど大きくはありません。

街は人で賑わっています。
GW中とは言え平日なので、多少は空いていることを期待していたのですが。
もっとも、平日昼間に浦和に来たのは初めてなので、これが普通なのかは分かりません。

駅近くのガード下には、蔦屋書店が出来ていました。
代官山蔦屋の流れを汲む、カフェ併設のお洒落な店舗は魅力的ではありますが、
品揃えは偏っていて、良いとは言えません。
思いがけず書店巡りになってしまいましたが、本命は勿論、図書館。
思えば去年のGWは、図書館はどこも臨時休館だったので、それに比べれば今年は格段に恵まれています。

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浦和駅東口

浦和駅東口の真ん前に建つパルコの中(正確にはパルコも入るコムナーレの中?)、という超一等地に、
県内では私の一番のお気に入り、さいたま市の中央図書館があります。
(先日見つけた小川町の図書館が、一位の座に迫る勢いでしたが)

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ここの8階

大盛況の地下駐輪場(3時間まで無料)に自転車を停め、
エスカレータで8階の図書館を目指します。
7階まで来ると一旦途切れ、8階へのエスカレータへは、ちょっと歩いて移動。
下の6階が映画館ということで、7階は映写室ミュージアムという、ちょっとした博物館になっています。
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奥には、映画の本がいっぱい置かれた心地よいカフェもあるのですが、
残念ながらコロナの影響で長期休業中でした。

いよいよ、最上階の図書館へ。
入口を入ると、自分で返却処理の出来る機械がありました。
貸出のセルフ機は川越市などで見たことがありますが、セルフの返却は初めてかも。

カウンターの前の壁には、「さいたま専科」なるコーナーが。
地元の資料が並んでいます。
今年はさいたま市発足20周年らしく、その記念のようです。
しかも5月1日が市制施行の日と言うことで、この日が正に20周年記念日!!。。の前日でした。

さいたま市立図書館では、「本は王さま」なる子ども向けのブックリストを
毎年発行しているそうで、そのバックナンバーの記念展示も行われていました。

コロナ対策で多少間引かれてはいるものの、館内には閲覧席が沢山。
大部分は利用者で埋まっていました。

ここがお気に入りである理由は、
2007年開館の綺麗さ、約45万冊という驚異の蔵書数もさることながら、
何と言っても、屋上庭園の存在。
太陽の下、風に吹かれながら、芝生の上で読書が出来ます。
コロナ感染対策の点からも、ここは積極的に利用すべきでしょう、と奥のガラス扉まで来てみると、、
悪天候のため閉園」との立札が。
えっ。。悪天候って。。?
これ以上望むべくも無いくらいの好天なのですが。

思えば、大泉図書館でも同じことがありました。
あの時は、確かに少々雲行きが怪しくもあったので素直に諦めましたが、
朝から晩まで雨の気配の無いこの日が悪天候とは、ちょっと合点がいきません。
まだ4月。暑すぎるから、というわけでも無いでしょうし。

職員の人が近くに来たので、どういうこと?と穏やかに聞いてみると、
う~ん悪天候はおかしいですよね、と言ってカウンターの方にお伺いに行ってくださいました。

その後、職員さんが行ったり来たりしていたのですが、なかなか開けてくれず。
しばらく館内で読書しつつ、横目で様子を見ていると、、
あれ?外で本を読んでいる人がいる。
いつの間にか開けてもらえていたようなので、読書の続きは屋外で。

暑くもなく、寒くもなく、
陽も傾いてきたので直射日光も避けられ、実に快適。
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難点は、座る所がコンクリート剥き出しで、長時間座っているとお尻が痛くなることでしょうか。

ちなみに、屋上庭園の開園時間は4〜9月は17時まで、10〜3月は16時までとのことなので、
夜景は拝めません。
そもそも外側は垣根で覆われているので、眺望は元々望めないのですが。

館内に戻ります。
空中庭園の前のエリアにはCD、文庫本がずらり。
一番端のクラシックCDは、日差しのせいでかなり色褪せています。
DVDなど、映像資料は無い模様。

新聞は、「神戸新聞」「京都新聞」「福島民友」といった全国のローカル紙から、
繊研新聞」「電気新聞」などの業界紙
朝鮮日報」「人民日報」といった外国語のものまで、実に豊富。

雑誌は、ポピュラー誌と専門誌に分けられており、離れた場所に置かれています。
専門誌だけでも400誌くらいはありそう。
「Newton」「週刊ダイヤモンド」「日本カメラ」など、他所でも普通に見かける物もこちらにあるので、その境界線はかなり曖昧。
他には、「農林金融」「鉄道車両工業」「乳酸菌ニュース」など、マニアックな物や、
「ほうてらす(法テラス)」「総務省」「MAMOR」などの官公庁系、
サントリー美術館ニュース」「TOYOTA Technical Review」など、私企業の物まであります。
よく見ると「清水建設研究報告」「技報安川電機」「フジクラ技報」など、企業の技術報告誌が多数。
これは、公共図書館では結構珍しいように思います。
浦和の永遠のライバル、大宮の図書館も雑誌の豊富さはかなりの物でしたが、
やはりこちらが一枚上でしょうか。

郷土資料も実に豊富。
遺跡発掘調査報告書、県内各市町村史がずらり。
さいたま市民文芸」「大宮詩集」「埼玉詩集」といったローカルなものも揃っています。
県発祥の企業である、山田うどんしまむらヤオコーなどの本もありました。

これまでの経験で、さいたま市の図書館は、
コンピュータ関係が充実していることを知っていましたが、もちろん総本山のここも例外ではありません。
専門的な本が結構置いています。

各ジャンルに「返却された本」のコーナーがあり、その日返された本が置かれているようです。
大分類で分けてとりあえずここに置いた後、更に仕分けして本来の位置に戻すのでしょうか。
郵便局のようです。

洋書もなかなか充実。
英語、中国語、ハングルが中心で台湾語も少々、というのは多くの図書館と同じですが、
スウェーデン語、デンマーク語、オランダ語タイ語インドネシア語アラビア語など、
マイナーな言語の本も少量ながら置いています。
エスペラント語の本までありました。

児童書は、ガラス窓に囲まれた部屋の中。
「さいたまゆかりの児童文学」として、石井桃子さんの本が沢山ありました。
浦和市常盤の出身とのことで、正にこのご近所です。

再び街に出ました。
最近出来たらしい、浦和駅の東西を結ぶ地下道には、浦和レッズのショップがありました。
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西口の正面には、URAWA Soccer TOWNの電飾が。
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図書館に特集コーナーはありませんでしたが、サッカーの本の所には、
「浦和」「レッズ」と名の付く本が10冊以上はありました。
大宮の図書館と違ってあまりチームをアピールしていないのは、浦和はあくまで文教都市、という矜持でしょうか。

中央図書館 - さいたま市図書館

小川町立図書館(埼玉県)

今年初めてのツーリングに出掛けました。
実に20年ぶりに買い替えたツーリングマップルをお供に、目指すは東秩父

途中、小川町の道の駅で小休止。
無料になりました、との掲示に惹かれ、併設の埼玉伝統工芸会館に入ってみます。

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埼玉伝統工芸会館

小川町伝統の和紙、細川紙に加え、岩槻の人形、鴻巣雛人形、春日部の桐箪笥などが一堂に。
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切り絵の特別展もやっていました。
今月から無料化されたばかりのようで、ラッキーでした。

駐車場に立つ古びた町内案内図を見ると、少し先の町の中に図書館が。
駅前でもなく、大通り沿いでもない微妙な立地は、古くて小さい図書館を想像させます。
この町で長居する予定では無かったのですが、
既に長居をしてしまっているので、寄ってみることにしました。
国道を進んでいくと、図書館を示す古い案内標識が。
それに従って曲がっていくと、人気の無い狭い道に入ります。

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図書館のある通り

程なく現れたのは、、予想外に綺麗で立派な図書館。
これは期待が持てます。
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コロナ対策で滞在は60分まで、と書かれた玄関をくぐって中に入ります。

ロビーの奥には、小川の偉人・国語学者 佐伯梅友の展示がありました。
その隣には、おがわ仙覚万葉コーナー。
どういうことか、理解するのに少々時間がかかりましたが、
鎌倉時代、仙覚律師がここ小川に来て、万葉集註釈を著した、という話でした。
万葉集の歌がここで詠まれた、というわけでは無さそう。

室内に入ると、木が基調の実に美しい空間が広がっていました。
木の本棚の上には、ジャンルを示すプレートが立っていますが、
背景に細川紙が使われています。

こういう凝ったインテリアの図書館では、聞いてみると撮影OKの所も多いのですが、撮影禁止と大きく掲げられていたので、諦めました。

蔵書は、かなり充実しています。
読みたいと思っていたのに、近所の図書館には置いていない本も発見!
600頁あるので、その場で読むわけにもいきませんでしたが。

館内には本だけでなく、ギャラリーのように色々なものが展示され、博物館、美術館的な側面も。
町内の遺跡から出土した土器、町内の酒蔵が造っている酒の瓶なども展示されていました。

郷土資料のコーナーには、和紙に関する資料は勿論、
作者の名前の付いた和紙のサンプルも提げられていました。

戦時中に作られた風船爆弾には、細川紙が用いられていたという紹介もありました。
負の歴史も隠さずしっかり伝える姿勢には、好感が持てます。

視聴席は封鎖されていましたが、
視聴覚資料はCD、DVD、VHS、カセットとマルチメディアで揃っています。
数もなかなかで、CDは5千枚ほどはありそう。

地下に下りる階段があるので、行ってみます。

新聞縮刷版、雑誌のバックナンバーの他、
文庫、新書も含め古めの本が、狭いピッチで並ぶ棚に収められています。
公開書庫のようです。

更に奥に進むと、このフロアには「石垣の文蔵(ふみくら)」との名前が付いていることが分かりました。
窓際には戸田文庫、品川文庫なる寄贈本の棚がありました。
古文書クラスのかなり古い本もあり、ガラス扉には鍵がかかっていました。
外に出ると、石垣の前にテーブルと椅子の置かれた庭になっています。
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一階にも、屋外読書席が多数。
人はいませんが、ここも60分の時間制限下なのでしょうか。
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絵画の閲覧コーナーまでありました。
スチールのスライド式のラックに、
ミッフィ、いわさきちひろ、広重の五十三次などの絵の複製が。
島津源三なる人の手による、近隣の駅の絵も多数。

二階もあります。こちらは「山の文蔵」。
階段を上ると、まずは漫画コーナー。
旅行ガイドもここでした。
国土地理院の地図に加え、数は少ないながらも各国の地図まであります。
引出しには各県のごとの観光パンフレットの他、諸外国のものまで!
勿論全ての国では無いですが、厳選された44ヶ国には、
ガボンマラウイキプロスミクロネシアなど、マイナーな国も含まれています。
どうやって集めたのでしょうか。
そして、ここにもテラス席。
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二階室内にも学習席があり、子供の姿があります。
入館時はほとんど人がおらず、床掃除をする職員ばかり目立っていましたが、
小一時間経って、気付くとお客さんも増えていました。

それにしても、
小川町どうした!何があった?と言いたくなる位の、見事に期待値を上回る図書館でした。
町立図書館としては、自分が今まで見た中では最高レベル。平成13年即ち2001年オープン。
収蔵能力は閉架移動図書館も含めて、25万冊とのこと。蔵書数もほぼ同じのようです。

小川町の駅までは徒歩数分。
周辺には、酒造所など、古い家並みも残っています。
駅の反対側に行くと、槻川沿いの親水公園がありました。
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昼食後、本来の目的地、東秩父へ。
ほんの数kmでした。
東秩父村の図書館は、コミュニティセンターの中。
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この日はちょうど村議会議員選挙の投票日で、
中を覗こうとすると、完全に投票場モード。
スタッフの人に聞いてみると、選挙なので図書館はお休みとのこと。。
すぐ傍の、最近できたらしい道の駅で一休みしてから、再び出発。

寄居の方に下りてくると、車の多く停まっている緑地が。
鉢形城跡でした。
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建物は何も残っていませんが、遺構は見事な日本百名城の一つ。
もう夕方ですが、散策している人が結構いました。

お城の構内を突っ切る八高線の沿線には、花が咲き乱れています。
これぞ撮り鉄スポットかと思いましたが、この時は誰もいませんでした。
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本当は線路の反対側から見た方が綺麗だったのですが、急に電車が来たので渡れず。

この日、もう1つ目を付けていた図書館は、深谷市の川本図書館。
大河ドラマで盛り上がっているであろう、深谷を本格的に訪ねる前の肩慣らしのつもりで。
GoogleMapに出てくるURLをクリックしても、ページがみつかりません、と出てくるのが気になりますが。。

荒川のすぐ近くの図書館に辿り着きました。
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全く人の気配が無いのですが、
「青天を衝け」の幟がはためいているので、開いているのかなと思って近付くと、、
ここもお休み。。
システム入れ替えのため休館中とのこと。
ホームページが見られなかったのは、そのせいだったようで。

悔しいのでどこか別の所が無いかと探しますが、
日曜日の5時過ぎに開いている図書館は少なく。。
東松山は開いていますが、最近行ったばかりだし。
諦めて家路に就きました。
あの時、東松山より先には小さい町村しか無いので立派な図書館も無い、と書きましたが、認識不足でした。
小川町にあんな超掘り出し物の図書館があったとは。
つくづく、寄っておいて正解でした。

小川町立図書館

江東区立豊洲図書館(東京都)

この日は1年半ぶりに映画館に。
コロナの影響大きく、去年は一度も行きませんでした。
見当ての映画は、地元埼玉県では上映が終わってしまったので、わざわざ東京豊洲まで車でドライブ。

ちょうど見頃の時に北海道に行っていたので、今年はあまり桜を見ていません。
東京周辺ではもう散っている所が多いですが、府中はまだ見頃という情報を見つけ、半信半疑ながら寄ってみることに。
府中市の図書館があるのでそこに寄ろうと思い、あともう少しという所まで来たのですが、、
桜祭りのため、市内中心部は通行止め。。
図書館にはアクセスできません。
当然、周辺道路も激しく混んでおり、訪問は断念。
結構な回り道をして来たのに。。
散り初めの、さくら通りの桜並木が車窓から覗けたことで我慢し、豊洲へ向かいます。

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府中の街角の桜

ららぽーと豊洲で夕食、映画鑑賞の後、図書館を訪問。
豊洲の図書館には、東京ビッグサイトに来る時の乗り換えのついでに
寄ったことが何度かあります。
最後に来ようとした時は、たまたま月に一度しか無い休館日に当たってしまい、果たせませんでした。

もう夜8時半ですが、
図書館は土曜日も9時までやっています。さすが東京。(日祝は7時まで)

図書館はららぽーとの隣、ゆりかもめの駅近くの豊洲シビックセンターの9〜11階。
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えっ、こんな高い所だっけ?
と思いつつ高速なエレベータを降りると、、あれ、こんなに広くて綺麗だったっけ?

真新しい木製の本棚は、上にジャンル名を表す立体的な文字が乗っています。
お洒落な本棚を眺めながら奥まで進むと、郷土資料のコーナー。
選手村予定地が近いためか、オリンピック会場マップが壁に貼られていました。
郷土資料の方は、本は少なく行政資料が中心。

その手前の洋書コーナーには、多数の本が置かれていました。

特設コーナーには、オリンピック、パラリンピックの本が集められていました。
果たして無事開催されるのでしょうか。。

コンピュータの本は、そこそこ新しい本が置かれていますが、
南向きの窓際のせいか、背中が色褪せています。

テラスもあり、出ることが出来ました。

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テラス

幅は狭いですが、長さはあります。
あいにく高層ビルが多いので、あまり視界は開けていません。

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西側の眺め

10階に上がると、DVD、CDコーナーが。
DVDは、映画よりNHK番組のものが多いです。
他にはティーンズ、児童書。
しかし時間が時間だけに、子供の姿はありません。
コミックの棚もありました。

11階は区民広場、お話の部屋などがあるようですが、
コロナ対策で封鎖されていました。

所蔵点数は17万点。
平成元年に開館した後、同27年に移転し、床面積1.7倍になったとのこと。
道理で記憶と違うわけで。移転後は初訪問でした。

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中央が、豊洲シビックセンター

ちなみに観た映画は、すくってごらん
私の郷里の大和郡山金魚すくいを題材にした作品なので、見逃すわけにはいきませんでした。
ロケは主に別の町でやったそうで、
劇中でも"田舎町""僻地"呼ばわりで、実在の地名は一切出ませんでしたが。。
本気のミュージカル映画で、楽しめました。

豊洲図書館

千歳市立図書館(北海道)

埼玉から秋田、青森、函館、室蘭、稚内、札幌と鉄道旅を続けてきましたが、復路は飛行機。
最後の地、空港のある千歳に向かいます。

遅めの昼食には、昨夜食べそびれたスープカレーをと、千歳にあるお店を調査済み。
昼のラストオーダーぎりぎりに着く予定でしたが、
千歳線の車中、恵庭駅を過ぎた辺りでうとうとしてしまい、、ふと目覚めると、南千歳!?
乗り過ごした!
慌てて降りて逆方向の電車に乗り、千歳駅からお目当ての店に急ぐも、
既にCLOSE、ちょうど店の人が幟を片付けているところでした。
がっくりと肩を落としつつも、少し先にも別の店があるようなので行ってみると、道の駅のフードコートのテナントでした。
あまり落ち着けませんが、本格的なスープカレーを食べられたので、満足。
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道の駅併設の、サケのふるさと 千歳水族館へ。
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鮭科の魚が中心ですが、淡水魚とは思えない珍しい魚もいます。
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千歳と言えば、空港のお陰で知名度は高いですが、逆にそれ以外の印象は薄いでしょう。
しかし、千歳に空港ができたのも、実は千歳川の鮭が発端、と紹介されていました。
鮭の孵化場の見学含む観楓会が開かれた際、宣伝ビラを撒く飛行機が飛んで、
その縁で飛行機が着陸したのが千歳空港の始まり、とか。
本当か?という感じですが。

しょこたんこと中川翔子さんが飼っていた亀、もいました。
千歳川にインディアン水車を設置した人が、彼女の先祖だそうな。

ここの最大の売りは、本物の川の中を覗けること。
海中公園はたまにありますが、河中公園は日本でここだけ。
最初は何も見えませんでしたが、よく見ると小さい魚がいます。
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しかし、写真で見るとほとんど分からない。
やはり鮭の遡上のシーズンにでも来ないとつまらないな、と思っていたら、
突如、一尾の巨大な魚が出現!
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ガラス越しなので正確なサイズが分かりませんが、60㎝位に見えます。
こいつを見られただけでも、入場料800円の価値がありました。

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千歳川の畔の水族館

夕暮れ迫ってきましたが、ここから最後の目的地、千歳市の図書館を目指します。
2㎞以上の行程ですが、大部分は車道を通らず、千歳川の河原を通って行くことが出来ます。
途中、ちょっとした難所もありますが。
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千歳神社の鳥居と、その奥に階段が見えてきました。
川沿いに歩けるのもここまで。
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行き過ぎてしまったかと思いましたが、せっかくなので神社の階段を上っていくと、
林の中を通って、下に下りずにそのまま図書館に行くことが出来ました。

森の中に突如現れるという、北海道らしいロケーションの図書館は、
煉瓦調の立派な構えに煙突付きという、これまた北海道らしい建物。
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中に入ると、丸いアーチ状屋根の部分の先には、ステンドグラスが。
許可をもらったので写真を撮りました。
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郷土資料コーナーには、アイヌ、鮭などの資料が置かれています。
さっぽろ文庫はここにもありました。

歴史のある図書館の様で、
漢詩大系、中国古典文学大系など、なかなか渋めの全集本が目立ちます。
マルクス・エンゲルスレーニン夢野久作八木義徳寺山修司直木三十五
等々、作家別の全集も渋好み。

作家さんのサイン色紙も多数、飾られていました。
私の知っているところでは、小路幸也東直己(「探偵はバーにいる」の著者)、宮下奈都、上橋菜穂子などの大物が。

そろそろ千歳駅に急がねば、と思って出ようとしたら、
向かいに、長見義三・畔柳ニ美の資料展示コーナーがあるのを発見。
共に芥川賞候補歴のある作家。
長見氏は隣の長沼町、畔柳氏は千歳の出身のようです。
著作や写真が展示されていました。

昭和63年、即ち1988年に開館したというこの図書館、
蔵書数は約29万冊と、この旅の締めに相応しい立派なもの。
休館日も原則月1日のみ、と頑張っています。
そう言えば、北海道上陸して最初に訪問したのも、偶然にも千歳図書室でした。

目の前にバス停があるものの、本数が少なくて使えないので、千歳駅まで歩きます。早足で約20分。

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千歳駅

空港で、最後に北海道らしい夕食を摂りたかったのですが、
時間の余裕が無くなり、結局最後の晩餐は、北海道らしさの欠片も無いきつねうどん。。

成田空港からは、フリーきっぷを最大限に活かし、極力JRで帰ります。
船橋西船橋北朝霞、と乗り換える予定でしたが、
また電車内でうとうとしてしまい、気が付いたら船橋駅を通過!
乗り換え検索アプリで必死に調べるも、この日の内に北朝霞経由で家に帰れるルートは出てきません。
万事休すか。。!?
しかし、冷静に一区間ずつ調べていくと、
錦糸町秋葉原南浦和乗り換えで、何事もなく乗車予定の東上線の電車に追いつきそう。
乗り換え検索アプリは本当に信用ならん!というのを旅の最初と最後に学び、
無事家に着いたのは深夜1時でした。

7日間有効の北海道&東日本パスは、初日のほぼ始発から最終日のほぼ終電まで、使い倒し。
過去には、落としたのに気付いて取りに戻って旅程を狂わせたり、
終盤ヨレヨレになって自動改札を通れなくなったり、と色々ありましたが、今回はノートラブルでした。

今回の旅では、5道県の14の図書館を訪問。
北海道の図書館は、どこもアイヌの資料が置かれているのに地域性を実感しました。
旅のお友の本を、リサイクル本コーナーで調達しようと思っていたのですが、
結局リサイクル本を見掛けたのは1館だけ。
幸い、車窓の眺めが楽しかったので、家から持って行った本だけで事足りました。

千歳市立図書館