図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

高知市浦戸ふれあいセンター図書室(高知県)

浦戸大橋を渡って、いざ桂浜へ。
しかし、この橋が自転車にとっては難所でした。
自動車専用道でもないのに、歩道がとにかく狭い。

1972年の開通だそうで、現在の設計ではおよそ考えられない危険さ。
自転車はどこを走ればいいのか分かりませんでしたが、地元の中学生が歩道上を押し歩きしていたので、それに倣いました。

時間も気も使いましたが、無事桂浜に到着。

今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、観光客で賑わっていました。
砂浜には、不人気ぶりを逆手に取って密かに話題の、桂浜水族館もあります。

龍王

高台に立つ、巨大な坂本龍馬像。

龍馬が有名になったのは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」のお陰と聞きますが、これはその遥か前の、昭和3年建立とか。やはり地元ではそれ以前から英雄だったようです。

この近くにも図書館があります。
観光客はほぼ通らない狭い道を行くと、浦戸の集落。
個人的に超名作だと思っている、西原理恵子の「ぼくんち」の舞台。
実在の地名を使って大丈夫か?と思うくらい、ひどいディストピアとして描かれていましたが、見たところごく普通の集落。
人の姿は全く見ませんでしたが。

そんな静かな集落の中にありました。
先ほどの三里に続いて、これまた小さい。

浦戸ふれあいセンター

コンピュータ、旅行ガイドとも一段と少ない。
奥には書庫、と言いつつ物置と化した部屋がありました。
旅行ガイドは2箇所に分散していました。
文庫本も、棚の上にあるのみ。

ちいさな図書室ですが、これも三里に続いて、郷土資料はそこそこ充実。
坂本龍馬、長宗我部などの本に加えて、桂浜水族館の本が何冊かありました。

マンガも豊富。
名探偵コナン」「犬夜叉」「お〜い竜馬」などが揃っています。
内田春菊の本は沢山あるのに、西原理恵子はない、、と思ったら、「毎日かあさん」、そして「ぼくんち」も発見!
地元で反発を受けてはいなかったようで、一安心。

開館は2004年、蔵書数は約1万冊。
来た道を振り返ると、先ほど渡ってきた浦戸大橋が真近に迫っています。

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