鯖江を出て、一般道で県境を越え滋賀県、そして大晦日から4日ぶりに岐阜県へ。
県境は峠になっているので、積雪が心配されましたが、大丈夫でした。
途中の滋賀県の図書館はどこも休みだったので、岐阜県に入ってから寄り道。輪之内町という、正直聞いたことのない町の図書館に行ってみます。
カーナビの案内に従って着いたのは、文化会館と対になった大きな施設でした。
歴史民俗資料館が併設されていますが、かなりやる気のない状態。
なぜか環境図書コーナーがここにあり、故浅野拡文庫なる蔵書も。
なぜか岐阜とは無縁そうな備前焼、有田焼も展示されています。
古い写真パネルで、一応町の紹介もされていますが、輪之内町への理解はほとんど深まらず。
図書館エリアに入ると、広い通路が中央を貫き、左が一般書、右にカウンターとこどもの本コーナー。
通路の先は大きな窓。その上に、マリア様の如く女性の像が鎮座しています。まるで教会のよう。公式サイトによると、ギリシア神話に登場する女神、アテナ像だそう。
その広い通路には、若い人に贈る読書のすすめ、SDGs、の特集コーナーが設けられていました。新着図書もあります。
カウンターの前には、本屋大賞コーナーもありました。過去10年の大賞作品だけでなく、ノミネート作も集められています。
子どもの本コーナーは小さめですが、一般書エリアの棚にも怪盗ルパン、少年探偵シリーズなどが置いていました。
アテナ像の下には、40誌ほどの雑誌コーナー。
CDが、その横の2つの回転棚に入っています。館内視聴のみ。
DVDは無いと思っていたら、普通の本棚に紛れて置いていました。数百枚程度。
その横には漫画、文庫本がありました。
コンピュータの本は寂しめ。
郷土資料は、岐阜県に関する本は多数。やはり輪之内町のことはよく分かりません。
お隣の養老町が刊行した、詩集シリーズもありました。
開館は1993年、蔵書数は約9万冊。
玄関前の階段を上がって行くと、野外劇場のようになっています。
その上は、小さいながら公園になっていました。城跡のような雰囲気。
ローラー滑り台もありました。寒空の下、誰も遊んてはいませんが。
揖斐川と長良川に挟まれた平坦な地に、ちょっとしたアクセントとなっていました。