図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

春日部市立武里図書館(埼玉県)

平日ながら仕事が休みとなったこの日、思うところあって車で千葉県の柏へ行くことにしました。
間もなく千葉県という、埼玉県東部、春日部市で小休止。
この日は、図書館巡りでは鬼門の月曜日ですが、この町の図書館は開いています。
カーナビに従って走っていくと、昭和の香り漂う大型団地、武里団地に入りました。

図書館があるのは団地の中心部、大きなショッピングセンターの隣でした。

武里大枝市民センターの中にあります。
しかし、まさかの駐車場無し。脇にある袋小路には、車が多数停まっていましたが。

図書館は二階。
階段で上がると、ロビーに学習スペースが設けられていました。
中に入ると、右にカウンターがあり、向かいは児童書。
絨毯敷のおはなしコーナーもあります。

中央に通路があり、そのまままっすぐ、裏の非常口まで続いています。
通路は緑色、両側は黄土色のタイル貼り。
裏口近くには、「武里おすすめの小説」コーナーが。
銀河鉄道の父」「蜜蜂と遠雷」など、無難なチョイス。
その上には「戦争を知る」なる特集コーナーが設けられていました。

その向かいには大活字本、雑誌コーナー。
雑誌は地味に縦置きされているのみで、目立ちません。
ここにあるのはバックナンバーで、メインは別の所にあるのかと思ったら、ここだけのよう。49誌あるようです。
その前には、なぜか、中央図書館のネームが入った、本の詰められた青いプラ箱が置いてあります。
この中の本も貸し出し可能とのこと。返却された本でしょうか。

本棚は高く、特に壁沿いは踏み台無しには届かない高さ。
分庫本がかなり豊富。大きめの棚5.5面分で、7、8千冊はあるでしょうか。
郷土資料は春日部、埼玉県の本に分けられています、

入口脇には視聴覚室。
CD、VHSにDVDが、部屋の外にもはみ出して置かれています。
CDは5000枚以上はありそう。邦楽、洋楽ともアーティストの見出しが出ていますが、やはり古い。
宇多田ヒカルモーニング娘が新しく感じられるほど。
VHSも当然古く、「おしん」「刑事コロンボ」などが見えます。

コンピュータの本は、AI関連の本が結構あるものの、かなり少なめ。

開館は1980年と、なかなかの歴史があります。
蔵書数は本が約6万冊、視聴覚資料が約1万点。

裏口から下りる階段

近くには、武里団地の記念碑がありました。団地の碑とは珍しい。

これによると竣工は昭和43年、当時の戸数は6119とか。

近代的なスーパーの横には、昔ながらの風情の団地商店街もありました。

春日部市立図書館