図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

板倉町東部公民館図書室(群馬県)

三県境の見学から道の駅に戻り、出発しようかと思いましたが、目の前に広がる渡良瀬遊水池も見ておくことにしました。
目に見えない県境が複雑に入り組む、この辺り。堤の上の遊歩道にも、埼玉と群馬の県境が大きく描かれていました。数十m先には、群馬と栃木の県境も。

前日朝までは災害級の大雨だったので、どんな状態になっているのか来るまでは心配でしたが、
湖畔では何事も無かったかのようにスポーツイベントが開かれていました。

埼玉県にある道の駅に戻り、バイクを出すと、程なく群馬県板倉町に入ります。
この町には図書館は無く、公民館図書室があるだけの模様。その一つに行ってみます。
県境からせいぜい数分、やって来たのは、一番近そうな東部公民館。

周囲はお洒落な住宅街。電線も無く、まるで外国の高級住宅地のよう。
正直、全く予想外の光景でした。

女声コーラスの歌声が響き渡る館内へ。
入るとすぐ、ロビーは児童書で溢れています。
右手には受付があります。

新刊コーナーや、最近の芥川賞直木賞受賞作のコーナーもありました。
旅行誌「るるぶ」もここにあります。
主婦向け雑誌が数誌、机の上に置かれていました。雑誌はそれだけのようです。

横には会議室のような部屋があり、扉の上には図書室と書かれています。既に部屋の外も本だらけなのですが。

「図書室」の中は、壁にぐるりと本棚が並んでいます。
文芸書が中心。蔵書はやや古めですが、「地球の歩き方 日本」もありました。
郷土資料もありました。町の文化紹介ビデオ、板倉町における足尾鉱毒資料集など。
他の公民館と本を行き来させているのか、段ボールが何個も無造作に置かれています。

部屋の外には、DVDや、文庫本の棚もありました。
受付の窓の下にも本棚。ドラえもんなど、子供向けの本が置かれています。

情報が見つかりませんでしたが、蔵書数は2万冊くらいでしょうか。
新しいようにも古いようにも見え、いつからあるのかも想像できませんでしたが、公民館の開館は1989年という情報を見つけました。

教育委員会事務局 東部公民館 - 板倉町