梅雨が明け、急激に暑さが増す中ですが、訳あって玉川上水へ散歩に出掛けました。
スタートは、JR武蔵野線の新小平駅。
ここから玉川上水へは、南へ約1km。
学園西町なる商店街に入ってきました。
周辺に一橋大学、津田塾大学などがあることがその名の由来と思われますが、
日曜日で学生がいないためか、人通りはまばら。
玉川上水まであと少し、通りをちょっと外れた所に、図書館があることを調査済み。
古い団地の中、象さん(なのか?)の遊具のある公園がありました。ここも人気はありません。
スマホの地図に拠れば、向かいの高層住宅の所に図書館があるはずですが、、
入口を探して周囲を歩いて行くと、結局ほぼ360度回って元の所に戻ってしまいました。
象さんの前が入口でした。
いざ、中へ。
かなり年季の入った建物に見えましたが、館内は意外に綺麗。
木製の本棚は真新しく見えます。
入って正面は児童書。左に曲がって奥に進むと、やがて一般書のエリアに。
床面積の四割ほどは児童書です。
進んでいくと、
拍子木を並べたようなデザインの床はベコベコと音を立て、
カウンター内に下がる掲示物も古そう。
やはり、かなり歴史はありそうです。
視聴覚資料は、カセット、CDのみ。
民謡、古い歌謡曲、落語ばかりでポピュラー音楽は見当たらず。棚の上部に、
「60歳以上の方、身体に障害のある方 視聴覚資料3点、カセット5点まで貸し出しできます」との掲示が。
これに該当しない人は借りられないのでしょうか。。こんな制限があるのは初めて見ました。
まあ、品揃えを見るに、若い人が借りたがるとも思えませんが。
窓際の雑誌の閲覧コーナーは、絨毯敷きでした。
コロナ対策で間引かれたためか、椅子は3つだけ。
ここも床はベコベコでした。板張りの上に薄い絨毯を敷いただけのようです。
郷土資料は、行政資料に紛れて少々あるのみ。
ここの津田という地名は、津田梅子が開いた津田塾大学があることが由来。
次の五千円札の肖像にも決まり、さぞかし盛り上がっているかと思いきや、、
津田梅子の特集コーナーはどこにも見当たりません。
参考図書は、貼られたシールの色によって、一夜貸し、2週間貸出OKのものに分かれているようです。
一夜貸しとは、閉館30分前から翌日の開館30分後までの貸出とのこと。こんな制度は初めて聞きました。
なかなか独創的なルールの多い図書館。
コンピュータの本は今ひとつですが、
旅行書はそこそこ充実していました。
文庫本は豊富ですが、
伴野朗、富島健夫、陳舜臣など、他館ではあまり見かけない、一昔前の作家が幅を利かせていました。
蔵書数は、4年前の情報で約11万冊。
開館は1987年とのこと。正直、もっと経っているかと思わせる貫禄がありました。
図書館から玉川上水の緑地は、200mほどの距離。
緑溢れる川沿いの遊歩道を西に進むと、ふれあい下水道館の案内を発見。
日本で唯一、下水管の中が見学できる施設とのこと。
あまり見たいと思ったことは無いですが、日本で唯一と言われると見過ごせません。入場も無料。
展示を見ながら地下五階まで階段を下りていくと、いよいよ。。!と思ったら、
コロナのため、下水道見学は中止、カメラによるリアルタイム映像が流れるのみでした。
残念。またいつか再訪しなくては。
二階には「水の図書室」がありましたが、水に関する本を集めた本棚が置いてあるだけで、
図書館として紹介するほどのものではありませんでした。
再び玉川上水へ。西に向かいます。