図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

志木市立宗岡公民館図書室(埼玉県)

4月最初の週末、近年では遅めの開花となった桜を見に、自転車で柳瀬川へ。

走っているのは東武東上線

以前、冬に来た時とは別世界。
東にも西にも桜並木が続いていますが、東の方に行ってみます。

桜並木は途絶えたかと思うと、また先に桜が見えてきます。

柳瀬川と新河岸川の合流する辺りは、公園になっています。
そこにあったのは、旧村山快哉堂。明治時代の商家。
しかしあいにく開館は4時までで、既にクローズ。あと5分早ければ何とか入れたのですが。

その先に広がるのは、いろは親水公園。こちらの桜も見事!

いろは遊学館なる図書館があったり、この辺りでは「いろは」がよく使われています。
調べてみると、江戸時代、いろは樋なる樋があったことが由来とか。

川沿いの桜がようやく絶えたので、川沿いの道を外れると、、
またしても桜並木が!

人工的ながら小川が流れ、せせらぎの小径、なる名の遊歩道。なかなか風情があります。
これまた結構長く、600mほど行った所で道を外れると、
志木市の郷土資料館がありました。
しかしあいにく開館は4時半までで、既にクローズ。あと5分早ければ何とか入れたのですが。

その先にあったのは、宗岡公民館。

宗岡第二公民館には以前行って、志木市の図書館は全制覇したと思っていたのですが、第一にも図書室があるということに最近気づき、いずれ来ようと思っていた所でした。

ロビーには新聞、雑誌、絵本に、リサイクル図書コーナーもありました。
雑誌は30誌ほど。

室内に入ると、まずは新着本コーナーが。
壁沿いはずっと本棚ですが、島になっている棚も3つ。
児童書と言えども容赦なく高い棚に、びっしりと本が収まっています。
更に棚の上には文学全集が置かれていたり。

半分くらいは児童書でしょうか。
志木市いろは文学賞受賞作集もありました。
児童文学が対象のよう。正直、初めて聞く文学賞ですが。今は続いている気配はありません。

残りの6、7割は文芸書。
ごく一部の本には、小中高生にもおすすめ、のシールが貼ってあります。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「52ヘルツのクジラたち」「神様のカルテ」「博士の愛した数式」など、まあ納得のセレクト。

郷土資料も一応あります。行政資料が中心。
旅行ガイドも少ないながら、地球の歩き方「埼玉」など、埼玉に関する本は充実。
コンピュータの本も百冊足らず。
文庫本コーナーが入口脇にありますが、真反対にも一部置かれていました。

ほどなく閉館時刻の5時となり、退館。
休みは月1日のみのようで、小さいながなかなから頑張っている図書室でした。
開館は1977年と古く、志木市の図書館では最古参のようです。
蔵書数は約2.6万冊。

帰り道、再び柳瀬川へ。
行きは来なかった、志木大橋の南側も行ってみます。
こちらもまた長く、1kmほど行っても、まだ桜並木が続いています。。

このまま東京都まで続いているのかも。日が暮れそうなので、終端を見届けるのは断念しました。

施設案内 | 志木市立図書館