長い西日本旅行の最終日は、福井から埼玉まで青春18きっぷで移動。
しかし新幹線開通により、福井から敦賀まではJRから切り離されたので、18きっぷは使えません。
福井駅で、ハピラインふくいの切符を買おうとすると、、券売機には長蛇の列。1時間に1本の貴重な電車に乗り遅れてしまいました。お陰でお土産を買う時間はたっぷり出来ましたが。
敦賀からはJR。近江塩津、米原と乗り換え、大垣駅で途中下車します。
ムーンライトながらの終着駅だった頃はよく降りた駅ですが、今回は久しぶりの下車。
まずは、図書館に向かいます。
思っていたより遠く、15分は歩きました。
オーソドックスな感じの、大きな図書館です。
一階は児童閲覧室、雑誌、生活情報コーナー。
旅行ガイドや、旅行エッセイマンガも生活情報コーナーでした。
小原鐵心の胸像が置かれています。
大垣藩の城代とか。
二階へ上がります。
「日本語を学ぼう」の部屋がありました。
語学書、洋書、日本語学習の本、辞書に、「図書館と本」も、この部屋でした。
洋書は中国語、韓国語の本が数冊あるのみで、ほぼ英語。
一般展示「廃墟をゆく」なるものもありました。
ノベルズ、文庫、新書、東洋文庫の棚があります。
新旧人気時代作家の本は、回転棚に入っていました。
新書はレーベル別に棚に納まっています。
棚に入りきらない本が、窓際の収納引出?の上に置かれています。
コンピュータの本は、ビジネスコーナーに。
数は多く、高度な本もちらほらとはあります。
向かいのYAコーナーにも、ラノベの文庫が多数。
三階は郷土資料室。
参考図書、郷土資料、行政資料に、個人伝も多数。
キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの伝記まであります。なぜゲバラの本が郷土資料?と思って中を見てみると、訳者が大垣出身のよう。
杉原千畝の本も多数あります。知りませんでしたが、この人は岐阜県の出身でした。
大垣は、「奥の細道」の終焉の地としても知られる所。
芭蕉の本が大量にあるかと思ったのですが、見当たりません。見落としたのかもしれませんが。
奥に展示室がありますが、閉鎖中でした。
四階は歴史研究室、学習室。
歴史研究室は、市史、辞典類が置いているのが見えますが、入り辛い雰囲気。
開館は1980年。岐阜県第二の都市に相応しい、貫禄のある図書館でした。
蔵書数は約37万冊。
その後は、街を少し散策。
図書館を出て東にまっすぐ進むと、八幡神社。
この辺りから、水門川に沿った遊歩道があります。
この日は3月の最終日。
大垣で降りることを選んだのは、桜がそこそこ咲いているという情報があったから。嘘ではありませんでした。
川には時折、船も通ります。
この旅で行った、柳川のよう。しかしなぜか、乗っているのは観光客ではなく、観光協会スタッフ風の人ばかり。
この辺りが、奥の細道むすびの地。時間が無くて入れませんでしたが、記念館もあります。
意図したわけではありませんが、長い旅の最後の訪問地、ある意味結びの地がここ大垣というのは、我ながら良い筋書でした。