図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

飛騨高山まちの博物館資料閲覧室(岐阜県 高山市)

高山市内を歩いていて、無料観光スポットを2つ見つけました。
一つは、高山市政記念館。半世紀ほど前まで市役所だったそう。

町の歴史がパネルで紹介されています。
平成の大合併で日本一の面積の市となったことを誇っていましたが、その後の激しい人口減が気になりました。

もう一つは、飛騨高山まちの博物館。

元は旧家の屋敷だったようで、米蔵、酒蔵などを活かした展示室が多数。
町の文化、歴史、芸術などを学べます。一つ一つの部屋は小さいものの、結構な数。真面目に見ていると思いの外、時間がかかります。結局展示室は18番までありました。

最後に、資料閲覧室へ。

靴を脱いで入ると、ここに来る人は少ないのか、職員の方に声をかけられ、電灯を点けてくださいました。
小さな部屋には閲覧席がありますが、本棚は3つだけ。

岐阜県史、高山市史、周辺の町村史や、前日に近代文学館で知った郷土出身作家、江馬修「山の民」、早船ちよの作品集などがあります。
「ひだびと」「飛騨春秋」などのローカル誌を製本したものも。
映像資料も少し。
閉架はこのくらいですが、郷土に関する各分野の膨大な本、資料を所属しているようで、目録が置かれていました。

開架資料だけなら正直、図書館として紹介するほどでも無いのですが、膨大な所蔵資料に免じて記事にさせてもらいました。
目と鼻の先には、市立図書館の煥章館があります。どちらも市の施設で、役割も重複。なぜ統合されないのかは少々疑問ですが。

奥に見える階段を上ってみます。その先にあるのが煥章館。

階段の途中には、高山城跡の紹介看板がありました。
遠方に見える山が、高山城跡。

城下町高山のシンボルだったはずですが、今はすっかり地味な存在と化しているような。

飛騨高山まちの博物館|高山市