図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

松本市島内図書館(長野県)

三連休を1日前倒しして、ロングツーリングに出かけることにしました。
この日の最終目的地の飛騨高山を前に、やって来たのは信州松本。
松本空港の近くに空港図書館があると知り、是非行ってみたかったのですが、ここに来るまで思いの外時間がかかってしまったので、ルートから外れる空港図書館は泣く泣く断念。
ルートからあまり外れない所を探し、寄ることにしました。それがこちら。

玄関には島内図書館の名と共に、島内農業文庫なる文字が見えます。
ともあれ、中へ。

黄緑系のタイル貼りの明るい館内。右奥に向かって、木製の低い本棚が立ち並んでいます。

左に、島内農業文庫なる部屋があったので、入ってみます。
和田教授寄贈本、なる棚があります。
誰?と思っていたら、壁に紹介が貼られていました。和田教授こと和田照男氏はなんと、元東大農学部長。
ここの出身というわけでは無いようですが、島内土地改良区の高い見識と郷土に寄せる深い思いに感動し、14000冊もの蔵書を寄贈したとか。主に農業に関する学術的な本が多数。
部屋の中には、農業、ガーデニング、農業に関する文学、子供向けの本など、他にも多数の本があります。

メインフロアに戻ります。
児童書のエリアには、ハロウィンの飾り付けが。ビニール袋で作ったお化けが、天井から吊られています。
ハロウィンの本を集めたコーナーもありました。
絨毯敷のかなり広めのおはなしスペースもあります。

郷土資料は松本に限らず、長野県全般の本が揃っています。
雑誌は15誌ほどと少なめ。
コンピュータ関連はマニュアル本が中心で、今ひとつ。
旅行ガイドも、特に海外は少なめでした。

蔵書数は約4万冊、開館は2001年とのこと。
農業に関する本は充実していますが、それ以外はやや寂しいかなという印象。
平日の昼とは言え、人も少なめでした。

図書館前の道

JR島内駅から北に半kmほどの、周囲は住宅地とも農業地ともつかない、地味なロケーションです。
ここに来る前に川を渡ったので、奥の駐車場の向こうには川が見下ろせるかと思ったのですが、あいにくその姿は拝めませんでした。

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