図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

大津市立図書館南郷分館(滋賀県)

奈良を出て、のんびりと家路に就きます。
宇治の茶処を通って、琵琶湖から注がれる瀬田川に出ました。

南郷洗堰

南郷洗堰を越え、川沿いに進めば、石山寺
その沿道に図書館があるので、寄ってみます。市役所支所と同じ建物。

南郷支所

すぐ横には小さな川が流れており、ここにも堰がありました。

図書館は、かなり小さな空間。
一般書が手前、児童書が奥の方です。

木製の棚はかなり古そう。
蔵書も古めの本が目立ちます。
赤い背表紙の「日本文学全集」は昭和40年代前半の刊行。

文庫本は千冊以上と、そこそこあります。
コンピュータの本は十冊くらい、旅行ガイドもかなり少なめ。
文芸書はそこそこですが、外国文学は小さい棚1つ分だけ。
雑誌も数誌あるのみ。

滋賀県の本」コーナーには、琵琶湖、大津京近江商人などの本が。
その向かいの机にも、郷土資料が平置きになっていました。
県内に多くの近代建築を残した建築家、メレル・ヴォーリズや、石山寺の本がありました。

開館は1983年のようで、40年超の歴史があります。
蔵書数は約2.6万冊。

更に北に数km走ると、石山寺
ほぼ京都から出ない大河ドラマ「光る君へ」に登場した、数少ない京都外スポットなので、予想通りの混雑ぶり。
駐車場待ちの車列ができていましたが、何とか最終入場の4時までに入れました。
文字通り、石の山の上に塔が立っています。

紫式部源氏物語を書いたという間や、

紫式部像もありました。

庭園も美しい。

大河ドラマ館も作られていましたが、時間の都合で見学は見送り。

1kmほど更に北に走ると、琵琶湖。
夕日に輝く湖面を眺めつつ、一日を終えました。

南郷分館 – 大津市立図書館