お盆休み前半は、福井に。
その次は関西に行くつもりだったのですが、台風接近のため移動を断念。思わぬ長期滞在となりました。
台風近づく中、福井の中心部から車で30分ほど、今立にやって来ました。
現在は武生市と合併して越前市となりましたが、和紙の産地として名高い町です。
まずは図書館へ。
隣には「いまだて芸術館」なる立派なホールがあり、何とも文化的な空気。
「紫式部が暮らした越前」の幟を横目に、玄関を入ります。
入ってすぐの所で、「今立図書館の歩み」なる企画展示をしていました。
今年で40歳というのを記念しているようです。
ルーツは1909年に建った、私立の花筐図書館。やがて町立図書館になるも一度閉館。その後今の図書館が開館したのが、1983年。
現在の蔵書数は、133542冊とのこと。
その横には、ものづくりコーナーがありました。
建築、デザイン、製紙などの本が集められています。
その隣には、コンピュータの本が百冊ほど。
その先には二階への階段があり、正面にステンドグラスが見えます。
お姫様の姿があるので、紫式部かと思ったら、どうも一寸法師の物語を描いているよう。
二階には何があるかというと、公民館でした。
郷土資料閲覧室は鍵が掛かっており、
利用する際はカウンターまで、とのこと。
目当ての本があるわけでもなく、ガラス越しに中の様子は見えるので、外から観察するだけにしておきました。
名産の和紙についての本が多数、近隣の町や学校に関する資料も大量に棚に並んでいます。。
郷土資料閲覧室の前のティーンズコーナーには、漫画もありました。「サザエさん」「藤子・F・不二雄大全集」など、如何にも図書館なラインナップ。
雑誌は60誌ほど。
カウンター脇には、申し訳程度のCD・DVDコーナーがありました。
合わせて百枚ほど。
一段低くなった児童書エリアは、絨毯敷。靴を脱いで上がるようになっていました。
隣は市役所支所ですが、その間にはカフェや休憩スペースもありました。
地元出身というフェンシングの見延選手の紹介パネルもありました。
続いて、1kmほど先にある、和紙の里へ。
駐車場の周りには和紙の博物館、美術品などがありましたが、いずれもお休み。台風に備えての臨時休館かと思ったら、単に休館日だった模様。因みにこの日は火曜日。
和紙の製作現場を見学できる施設もありますが、こちらもお休み。
生憎の状況で何も見るものが無い、、と思いましたが、川沿いには古い町並みが残っていました。
川に沿って少し上っていくと、成願寺なるお寺が。
真近に迫る山を背景にした庭園が綺麗でした。
夕方にはえちぜん鉄道が計画運休になるなど、ピリピリムードが漂っていましたが、結局この地では雨も風も大した事は無く。やや過剰反応だったように思います。