図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

豊明市立図書館(愛知県)

名古屋の隣、豊明市に宿泊しました。翌朝、その記念に図書館へ行ってみます。
図書館があるのは、名鉄前後駅から北東に1kmほどの所。
その手前にあるのは、三崎水辺公園。大きな池があります。

公園の百mほど北の住宅街に、図書館があります。立派な銘板が立っています。
隣の中学校に臨時駐車場が作られていました。

中に入ると、広々とした絨毯敷の空間が広がっていました。
手前は児童書で、その先が一般書。
雑誌は百誌超え。「月刊Dragons」があるのが名古屋に来たことを実感させます。
週刊誌、地域情報誌は少し離れた別の棚にありました。

雑誌の隣は「郷土の本」。
桶狭間関係、今川義元関係、織田信長関係、徳川家康関係、などと分類されています。
桶狭間は昔行ったことがあり、山に挟まれた田舎のイメージだったのが、すっかり宅地化された名古屋市内であることに驚いたものですが、豊明市にも跨っていることを初めて知りました。

「馬の本」も多数あります。
この手のコーナーは、小淵沢富里市にもありました。
馬の本と言っても、ディック・フランシスの小説を始め、ほぼ競馬関係。
どうやら中京競馬場が市内にあることが縁のようです。
そのまた隣は、「受賞コーナー」。
芥川賞直木賞の受賞作品を集めていました。

その隣は名作漫画コーナー。ga
風の谷のナウシカ」「サザエさん」「はだしのゲン」「ブラックジャック」など、図書館の定番モノが揃っています。

カウンターの周りにはCD、DVDがあります。
CDはやはりここも古め。
映画のDVDは、クリアファイルに入ったカードのみが置かれていました。
「広報あいち」のカセットテープもありました。

その隣には、外国語図書コーナー。
英語の他、中国語、韓国語にスペイン語ポルトガル語もあると書いているのですが、
中国語、韓国の本は見当たらず。スペイン語ポルトガル語はそれぞれ数冊のみ。
「広報とよあけ」は英語、中国語に加え、ポルトガルベトナム語版もありました。

新書、文庫は1万冊ほどありそう。
閲覧席は、シンプルな木目の机に革張りの椅子。
懐かしさを覚えます。

コンピュータの本は、読み物系がそこそこ充実。
旅行ガイドも充実。「るるぶ」や「まっぷる」は見えませんが、「地球の歩き方」は各巻2冊ずつくらい。
「爽BOOKS」は、風媒社なるローカル出版社のシリーズ。東海地方の観光ガイドです。

階段で二階へ。
二階は学習室と参考資料室。
廊下に複製絵画が掛けられています。これらも貸出可とのこと。
最初に清瀬で見た時は驚いたものですが、実はこのサービスをしている所は結構あります。
参考資料室には、膨大な郷土資料がありました。
桶狭間の模型も置いていました。領有権を譲る気はさらさら無いようです。
ロビーには寄贈雑誌も置いていました。

現在の施設は1980年の開館。
蔵書数は視聴覚資料5千点含め、約26.8万点。
名古屋市の隣の小さな市ですが、なかなか立派で貫禄ある図書館を持っています。

図書館を出て、車で東に進んでいると、豊明消防署が見えて来ました。
前日立ち読みした本に、見学できる消防署として紹介されていたのを思い出し、立ち寄り。
消防車、救急車が集結しているのを間近に見ることができます。
つい先日、羽田図書館近くの公園でも引退した消防車を見ましたが、こちらは現役バリバリ。

訓練風景も見ることができる、貴重なスポットです。

図書館/豊明市