図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

入間市立図書館藤沢分館(埼玉県)

先週の4連休は、訳あってろくに出掛けることが出来なかったので、
むずむずと"図書館欲"が湧き上がってきました。
そこでこの日は、仕事帰りに寄り道をすることにしました。

訪れたのは入間市の郊外。
小さな茶畑も点在する住宅地の中に、市役所支所、公民館と一緒になった図書館があります。

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到着したのは、日没直後の7時過ぎでしたが、
平日は夜8時まで開いているようなので、大丈夫。(土日祝は5時まで)

この図書館、職員に新型コロナ感染の疑いが出て、先週は3日ほど臨時休館していたそうです。
陰性と分かり、金曜日から無事再開したとのこと。

中に入ると、
アルコール消毒液の設置、カウンターのビニールシートによるカーテンなど、
標準的な感染防止対策は取られていましたが、
特に物々しい雰囲気はありません。

カウンターの前は、雑誌コーナー。
何本か立つ、ひょろりと高い棚の四面に雑誌が並べられるという、お洒落なレイアウトになっています。

平日夜にしては利用者は多く、特に目立つのは高校生。
閲覧席、読書スペースが充実しており、
テーブル型のものの他に、照明付きのデスク型の席もあります。
コロナ対策で当然のように間引かれていましたが、使える席は勉強する高校生でほぼ埋まっていました。
そういえば、道路を挟んだ向かいには中学、高校が一緒になった大きな学園がありました。
そこの生徒の御用達になっているのかもしれません。

他にも、館内の随所に一人掛けソファというかスツールが置かれていますが、
そちらは座っている人はほとんどいませんでした。

書棚を見て回ると、文庫本の充実ぶりが目につきます。
実に棚が22個分、文庫本だけで占められていました。
しかもティーンズ向けの文庫本は、また別の場所にあるので、
トータルで1万冊近くはありそうです。

コンピュータ関係の品揃えは冴えませんが、
旅行関連、語学の本などはなかなか。
AV資料や漫画は置いていないようです。

奥の方は児童書で、その手前はティーンズ向け。
一番奥には、「おはなしコーナー」なる個室がありました。
周囲に気兼ねなく、小さい子供に読み聞かせができるようにでしょうか。
しかし、コロナ対策のためか、閉鎖されていました。

平成13年(2001年)開館のこの図書館、
7年前の情報によると、蔵書数は約10万冊。
分館を名乗っていますが、立派なものです。
入間市立図書館は、県境をまたいだお隣、東京都青梅市とも相互利用ができるそうで、
羨ましい限りです。

近くの店に買い物にも行きたかったので、あまり長居はせずに退散。

玄関の傍には自動販売機が並んでいますが、
その中の1つは、狭山茶のペットボトル一色!

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お茶どころの入間市ならではです。

玄関を出ると、すっかり日も暮れています。
向かいは公園になっていますが、勿論誰もおらず静まり返っていました。

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近年は、狭山茶よりもアウトレットモールのイメージが強そうな入間市

そのモールは、ここから西に2㎞ほどの所です。

 
さて、7月はここが最後の訪問となりました。
毎月、月末にはコロナ対策状況の変遷をまとめようと思っていたので、一応まとめてみます。

しかし、新規感染者数が収束するどころか、再び増加の一途の現状では、
一部、開館時間の短縮が緩和されるなどの動きはあったものの、
先月からほとんど変化なしです。
全国の図書館が、再び臨時休館などに追い込まれることが無いことを願うばかりです。

 

藤沢分館 施設案内