桜図書館を出て次に向かうのは、目当てのお店の近くにある、戸田市の分館。
美女木JCT(ジャンクション)付近の、国道17号線沿いの西側にあるはずなのですが、
北から17号線で来ると、右折できるポイントが無く、何kmも先に行ってしまいました。
めげずにUターンして戻ります。
市役所支所、公民館、福祉センターの入った古びたビルの中に、図書室があります。
国道17号線沿いではあるのですが、そちらから入れるのは人と自転車だけで、車は隣の裏道からしか入れません。
首都高速と外環道が交差する、その妖艶な名称と、高速道路でありながら信号機があることで名高い、美女木JCTのすぐ近く。
その下の地上では、どちらも車線数の多い国道17号線と国道298号線が交差。
空中も地上も交通量は半端なく、はっきり言ってうるさいです。
土曜日でしたが、福祉センターは営業しているようで、老職員の挨拶を受けながら階段で二階へ。
奥にある図書室に入ると、これは狭い、と内心思ってしまいました。
利用者は他におらず、職員さんも一人だけ。
コロナ対策で、名前と連絡先を書かされました。
児童書、中高生向けの本が大部分を占めていて、一般向けは文芸書のみ。
それも西尾維新、茅田砂胡など、ライトノベル系の本の比率が高めに見えます。
文庫本もありますが、こちらはほぼ100%ラノベ系。
新聞は、読売のみのようです。
雑誌は、ほぼ奥様向けのラインナップで、JR時刻表だけが異彩を放っていました。
これはちょっと寂しいな、と思っていたら、、奥にもう1部屋ありました。
入ってみると、文芸以外の一般書はここにありました。
しかし、冊数はやはり寂しめ。「地球の歩き方」が綺麗に揃っているのが個人的には救いでした。
この分室、開館は昭和47年とのことで、半世紀近くの長い歴史があります。
蔵書数は1万6千冊とのこと。
外に出ると、駐車場内に「美笹お?」移転記念碑が立っていました。
ネットで調べても何なのか良く分かりませんでしたが、恐らく治水事業に伴う集落の移転を記念したものと思われます。
周囲は一応住宅も建っていますが、大きな道路に囲まれて町は分断されており、あまり住宅地向きの土地とは言えず、
車の整備場や工場、事業所が目立ちます。
向かいには人気のない公園がありましたが、その遠景には外環道の料金所が見えました。
最近はJCTの造形美に萌えるマニアな方々もいるそうで、そういう人には堪らない立地でしょう。