図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

♯檜原村立図書館(東京都)

五日市から山奥に向かってグングン進んでいくと、檜原村に入ります。
島嶼部を除くと、東京都唯一の村。

村の中心部にある、恐らく村で唯一の信号を右折すると、図書館があるはず。
何年か前に一度来たことがあるのですが、正確な場所は覚えておらず、、
通り過ぎてしまいました。

後で戻ることにして、とりあえず、
案内標識の出ていた、その先の郷土資料館に行くことにしました。

川沿いの道を走ること数分、ほどなく到着。

f:id:n344sj:20201006211545j:plain
郷土資料館

駐車場にバイクを停めると、コンクリートの壁に貼紙が。
コロナ対策で、入館は予約制になっているとのこと。。
えーっ、まじか!?
しかし、こんな辺境の地に、入場制限を要すほど人が殺到するとは到底思えず、
一か八か受付までの階段を上ってみます。
聞いてみると、予約無しでも全然OKです、という感じで、快く入れてもらえました。
中には、月輪熊を始めとする野生動物の剥製、各村落のお祭りの様子などが展示されていました。
料金は無料です。

幾つか観光パンフレットが置かれている中に、
ここから更に10kmほど先にある重要文化財、小林家住宅のものがありました。
見ると、ここも見学無料で、山の上にある家まで、モノレールで上って行くとのこと。
これは興味深い!
しかし、モノレールの運行は午後2時まで。
今はというと、、1時40分!
ギリギリ間に合うと踏んで、慌てて出発。

何とか2時前に、乗り場の駐車場まで到着。
いざ乗らんと向かうと、、「故障のため運休」の貼紙。。
f:id:n344sj:20201006212228j:plain

歩くと25分ほどで登れるとのことなのですが、どこに登山口があるのか分からず。
やっぱり帰ろうかと思い始めた頃、モノレール乗り場より下った所に、入口を発見。

歩行者道は一応コンクリートで舗装されているものの、かなりの急坂が続き、きついです。
途中、モノレールのレールが目に入るにつけ、ああ乗りたかった〜との思いが込み上げ。。
汗だくになりながらも、20分はかからずに、到着。

f:id:n344sj:20201006211703j:plain
山上にある、小林家住宅

まさに今流行りの「ポツンと一軒家」です。
それにしても、なぜこんな山の上に。。?
尾根伝いに三方に下りられるので、車の無い時代には意外に便利な立地だったとのことですが。。
話好きのボランティア女性の案内で、孤高の古民家を堪能しました。

運休中のモノレールの車両も、山上にありました。まるで遊具のよう。
長らく運休しているのかと思いきや、
村のサイトによると、運休になったのはせいぜい10日前の様でした。

f:id:n344sj:20201006211754j:plain
モノレール

さて、山を下りて再びバイクに跨り、いざ図書館へ。
先ほどは気付きませんでしたが、通った道沿いに図書館はありました。

いざ、入ろうとすると、ガラス扉にまたもや貼紙。
コロナ対策で「村民の方限定」とのこと!!

未練がましく職員の方に聞いてみるも、
申し訳なさそうに断られてしまいました。

ガラス扉越しに、ほほ中は見渡せるので、
半ば訪れたようなものですが、
やはり中に入らないことには、来たとは言えません。
ちなみに、他の利用者は誰もいなさそうでしたが。。

f:id:n344sj:20201006213743j:plain
図書館と、周辺の様子

感染対策の考え方は、各者各様。文句を言ってはいけません。
ここは素直に諦め、
また何年後か、自由に訪ねられるようになった暁に再訪することを誓い、立ち去ることにしました。
その頃にはモノレールも復活しているでしょう。
それにしても、不運続きでした。。

檜原村立図書館 | 図書館をもっと身近に、くらしの中に