図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

山形市立図書館中央分館(山形県)

 山形駅近くのホテルで一泊し、朝食後に少し山形市内を散歩。

図書館は多くが月曜日を休館日にしており、ここ山形でも県立、市立とも休んでいますが、
徒歩圏内にある市立の分館が開いている模様。

市内一の繁華街、七日町まで歩いていきます。
山形県内唯一のデパート「大沼」が閉店したことで、全国初の百貨店空白県となった事が、
今年ニュースになっていましたが、
その大沼の数軒隣、まさに超一等地の商業ビル「az七日町」の五階にあります。

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ここの五階にあります

ビル内には無印良品、100円ショップなどのお店や、芸文美術館が入っていますが、
朝9時の時点で開いているのは図書館のみ。
エレベーターで五階に上がりました。

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五階からの眺め。まさに街の中心。

ロビーには山形県産のこけし、刃物などの展示ケースがありました。
その先にある図書館はと言うと、これは小さい。。
図書館と言うより図書室のレベル。

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図書館前のロビー

新聞は、全国紙3紙と、ローカル紙1紙の4紙のみ。
雑誌も十種類ほどしかありません。

視聴覚資料も置いていないようです。

小さいながら、郷土資料の棚がありました。
山形を舞台にした本の他、郷土出身作家の本が並んでいます。
上山に記念館のある斎藤茂吉は割に有名ですが、他にも
飯島和一、小川糸、長岡弘樹といった面々が山形出身のようです。

その中に、三島弥彦を扱った本が一冊。
昨年の大河ドラマ「いだてん」に登場した日本初のオリンピック選手ですが、
山形出身でもないのになぜこの本が?と不思議に思いました。
その答えは、後で明かします。

図書館を出て周囲を散策。
ちなみに大沼の建物は、まだ健在です。

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 山形駅近くの旧山形城、霞城公園市内に向かいました。

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山形城の堀

途中、美術館や博物館が点在していますが、あいにく月曜日はどこもお休み。
唯一開いていたのがここ。

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霞城公園内にある重要文化財、旧済生館本館が山形市郷土館になっています。

ここの展示を見ていて、先ほどの図書館での謎が解けました。
初代山形県知事は三島通庸(薩摩出身)。その息子が弥彦だったようです 。
なお、ここは元病院だったようで、古い医療器具などの展示が充実しています。

 

施設案内 – 山形市立図書館