図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

蔵王町立図書館(宮城県)

白石を出て、次に向かうは、蔵王町の図書館。
白石市からはバイクで15分ほどの近さでした。

向かいは蔵王町役場。
ございんホールなる名前の文化会館になっており、図書館だけでなくホールも入っています。
先ほどの白石市の図書館とは好対照の、新しい建物です。
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5時閉館だと思い込み、時間が無いと思って大急ぎで来たのですが、
閉館時間は6時でした。余裕があります。

ロビーに入ると、自動の検温機が作動していました。
前日の会津、先ほどの白石と、3館続けてこれに遭遇。
南東北はハイテク導入が進んでいるようです。

図書館前の展示室では、地元水彩画クラブの作品展をやっていました。

いざ図書館に入ると、「蔵王遠刈田温泉 観光ことはじめ」のパネル展示が目に入りました。
昭和初期の蔵王、遠刈田の写真が飾られています。

この前には、「こけしに恋して」なる企画展示。
こけしに関する本が集められていました。

外からの見た目どおり、置かれている本も新しいものが多いです。
CD、DVDも少量ながら置いていました。

蔵王の本」のコーナーもありました。
蔵王山の本ではなく、蔵王町の本のようです。
こけし真田幸村に関する本などが置かれています。
真田幸村については、その子女が白石城に預けられ、うち何人かがこの辺りで育った、という縁だそう。
その横には「宮城の本」のコーナー。
こちらはやはり伊達政宗

雑誌の種類も多くは無いですが、珍しく「Disney FAN」なども置かれていました
宮城の片田舎の図書館で目にすると、何とも不思議な感じ。

大長編小説「大菩薩峠」を一冊にまとめたという本も。
これは初めて見ました。一冊になったのは凄いけど、字が小さい。。

中では何人もの職員の方が、本棚の整理に勤しんでいましたが、よく見ると利用客は私一人。
日も暮れた日曜夕方5時の、小さな町の図書館。まあこんなものでしょう。

蔵書数は約6万冊。
平成16年(2004年)に開業したようです。

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図書館前には町役場

この日の宿は、山形市内。
蔵王に上ってから、山形に抜けるつもりで取ったのですが、本日の蔵王行きは断念。
こんなことなら、白石か仙台に泊まった方が良かったかも。
山形自動車道と並走して山形市に抜ける国道286号線は、
途中から1車線幅でクネクネとカーブを繰り返す、中々の”酷道”でした。
しかし時おり眼下に、仙台だか山形だかの夜景が垣間見え、日中なら見事な眺望が拝めたかもしれません。

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