お次の目的地は、南行徳図書館から直線距離だと僅か300mほどですが、旧江戸川を渡る橋が遠いので、
歩行距離はその5倍くらい。
渡し舟でもあれば良いのに、、などと思いながら歩いていたら、渡し舟の跡の案内板がありました。
20分ほど歩いて来たら、住宅街の中に突如、半円形のモダンな建物が出現。
江戸川区の東部図書館。
23区内にしては珍しく、無料の駐車場もあります。
対岸の南行徳図書館とは対照的な、真新しい図書館です。
一階は児童書。
その奥に新聞、雑誌コーナーがありました。
二階への階段の傍には、観光地に置いているような、るるぶのフリー版「東京の島々」「南多摩」などが
置かれていました。
郷土資料も少ないながら、置いていました。
少々狭いですがテラス席もありました。
二階の壁沿いには、文庫本がズラリ。5千冊くらいあるでしょうか。
手作り感いっぱいの、時代小説のシリーズ一覧表なるものが置いていました。
チェックリスト付きで、自由に持ち帰れます。
その裏に並ぶ新書も、数千冊はあります。
どの分野も、蔵書は充実。コンピュータの本もそこそこ。
窓際の読書席は、コロナ対策で間引かれてはいますが、勉強する学生などでかなり埋まっています。
CD、DVDコーナーもあります。
置いているものは必ずしも新しいとは言えませんが、ケースは陳列用で貸し出していないためか、綺麗。
DVDは映画は少なく、文化資料が中心。
なぜかジャケットの背が、緑がかった妙な色をしています。プリンターのインクが色落ちした結果のようです。
文通読書会なる活動もしているようで、カウンター前には図書館員の選んだ2冊セットの本が並んでいます。
感想を添えて返すと、返事がもらえるとのこと。
トイレへの廊下には、「職員の中高生の時に読んだ本」が額に入ってメッセージ付きで紹介されています。
その数、実に25。
「変身」「ノルウェイの森」「悲しみよこんにちは」など、かなり著名な作品が目立ちます。
それにしても、ここの司書さんは色々工夫を凝らした活動をしているようで、好感が持てます。
開館は2010年と、まだ新しいこの図書館、
蔵書数は一般書9万、児童書4.4万の約15万冊とのこと。もっと多そうな印象を受けました。
視聴覚資料は約8千点。
東京メトロの駅に戻るため、再び旧江戸川沿いを歩きます。
特に何も無い所かと思って来ましたが、湘南かどこかのマリーナのような光景も拝め、
すっかり観光客気分に浸ることができました。