図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

浦安市立図書館当代島分館(千葉県)

今井橋を渡り、東京都から再び千葉県に。
下車した南行徳駅に戻るつもりでしたが、川沿いをもう少し歩きたくなり、隣の浦安駅に向かうことにしました。

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旧江戸川の向こうにスカイツリー

程なく市川市から浦安市へ。
浦安と言えばディズニーリゾートのイメージしか無い人は(大半の人はそうかもしれませんが)、
是非、山本周五郎の「青べか物語」を読んでいただきたい。
浦安に持っている印象が激変すること請け合いです。

旧江戸川沿いには、周五郎の描いたうら寂しい漁村の面影が、ほんの少し残っています。
停泊する船は漁船と言うより、釣り客相手の釣り船や、屋形船ですが。
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近くに図書館があるようなので、行ってみます。
スマホナビを頼りに来てみると、あるのは公民館。
図書館の文字はどこにも見当たりませんが、ここのはず。

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当代島公民館

中に入ってみると、やはりありました。
廊下伝いの細長い部屋。ガラス張りで、廊下から中が見通せます。かなり小さげ。
中心にカウンターがあり、左手が一般書、右手が児童書です。

本は全体的に少なめ。
山本周五郎の本はと言うと、他の作家以上に少ない。。
青べか物語」も見当たりません、、と思ったら、見ていた文庫本の棚は時代小説コーナー。
現代小説の方には、ちゃんとありました。
でもやっぱり少ない。

CD、郷土資料はカウンター内にあります。
市川市の図書館には「市川カタログ」なるタウン情報誌がありましたが、
ここには「浦安カタログ」が。

私の好きな旅行書は、比較的多い印象でした。

蔵書数は約3.9万冊。正直、もっと少ない印象を受けました。
開館は1996年とのことで、新しく見えますが意外に歴史がありました。
館内の座席は少ないですが、横には喫茶店があり、こちらでくつろぎの時間を過ごすこともできます。

浦安市立図書館:問い合わせ先・アクセス