図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

港区立高輪図書館分室(東京都)

午後5時に高輪図書館から締め出され、周囲を散策していたのですが、GoogleMapを見ると、すぐ近くに分室が表示されています。
こんなに近くに?しかもまだ開館中?半信半疑でしたが、せっかくなので行ってみます。
高台の上にあるようで、まっすぐ行ける道が見当たらないので、どうすれば辿り着けるのかすぐには分かりませんでしたが、
どうやら先ほどの、高輪図書館のあったコミュニティぷらざを通って行ける模様。

歩道橋で国道1号線を渡り、

ぷらざに戻ると、エレベータで五階へ。
外から乗れるエレベータは、五階まで直行。
降りた所は高台の上、松ヶ丘なる地区で、このエレベータが住民の足となっているようです。
振り向くと、当然ながらこちらも高輪図書館入口。

そして目の先には、分室の入る施設、高輪こども中高生プラザ。

一階の受付で検温と記名、首から下げる入館証を借り、三階の図書館へ。
子供向け施設なので、子供でも子連れでも無い身で入れてもらえるか不安でしたが、杞憂でした。
三階の図書館は、グレーの絨毯にダークブラウンの棚。こども図書館にしてはシックなインテリアです。

先ほどの本館と違い、漫画がそこそこ豊富に揃っています。
藤子不二雄が多いですが、他にも「三国志」「ちはやふる」「ドラゴン桜」など。

中は、多数の小さな部屋に分かれており、複雑な構造。
図書館として設計されたものとは思えませんが、まだ新しい施設なので何かの転用というわけでも無さそう。

一通りのジャンルの本が揃っていますが、基本的には中高生向けの平易な本になっています。
ミステリーはクリスティ、ホームズ、ルパン、乱歩など。
絵本も多数あります。

CD、DVDもありました。
CDは西野カナ湘南乃風家入レオとか、本館よりは新しめ。
DVDはアニメ、映画などですが、やはり青少年向けの作品。

文庫本もあります。
村上春樹東野圭吾司馬遼太郎など、大人でも普通に読めるものが多数。

雑誌は「ニコラ」「ファミ通」「セブンティーン」など、やはり中高生向け。そんな中、「ナショナルジオグラフィック」もありました。

カウンターの裏側にも通路が続いていました。
その奥には、「イギリスの小学校の教科書を使って楽しく英語学習」とか、「CD付き英語絵本」とか、外国語のヤングアダルト向けの本があったりとか。
子供向け分館とは言え、なかなか侮れません。
蔵書数は約4万冊、開館は2011年のようです。

そして、本館は午後5時に締め出されたのに、こちらは毎日夜8時まで。
日曜日だけの珍現象とは言え、子供向けの方が開館時間が長いとは何とも不思議。

奥の小さなガラス窓を覗くと、下階のバスケットボールコートが望めました。体育館に学童施設もあるようです。
一階で入館証を返却し、退出。
地下鉄の駅に向かうため、エレベータの方に戻ります。
柵から下を覗くと、ビル五階分の高低差を実感する光景が広がっていました。

港区立図書館|高輪図書館分室