図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

あきる野市中央図書館増戸分室(東京都)

今年初の大雪となった翌々日、2月とは思えぬ春の陽気となったこの日、久しぶりにツーリングに出かけました。

東大和、立川の辺りの渋滞が激しく辟易しましたが、福生で玉川を越えると、道も空いてきました。
JR五日市線武蔵増戸が最寄り駅の、あきる野市の増戸分室に寄ります。「ますこ」と読むようで、少々難読。

五日市に向かう大通り、五日市街道を増戸小学校前で右に入ります。

図書館への道

子供たちの歓声を耳に、校門の前を左に行くと、行き止まりにありました。

少々古そうな施設です。
入口には、昔懐かしいピンク電話がありました。テレホンカードでかける緑電話よりさらに古い、10円玉電話です。

中に入ります。
図書館は一階のみ。
木のタイルの床に、本棚も木製。狭い空間の割に、本は多そう。
雑誌も70誌ほどと、意外に充実。

窓の下は、四段の文庫本棚になっていました。
これが長く、80cm×17で14mほどありそう。
回転式の文庫本棚も2つありました。

地域に関する本のコーナーもあります。
置かれている本は古め。
あきる野市の前身、秋川市史、五日市町史や、
製本された「多摩のあゆみ」、「多摩の子」といったローカル誌、
「多摩子ども詩集」なるものもありました。

パソコンの本は50冊ほど。窓際なので、日焼けが激しい。

ヤングアダルトには、漫画も少々ありました。
先週その魅力を再確認した「釣りキチ三平」文庫版、西原理恵子などの大人向けのものも。

その横の、あきる野ふるさとはかせコーナーには、郷土の偉人や名産を紹介するプリントが置かれていました。
同市の東部図書館で紹介されていた南洋一郎所沢三ヶ島の図書館で紹介されていた三ヶ島葭子は分かりましたが、他は知らない人でした。

1984年の開館というこの施設、蔵書数は約8.7万冊。

裏には、「増戸の丘」なるスポットが。石碑が2つ並んで建っています。

読みづらかったですが、それぞれ昭忠碑、忠魂碑と判読できました。
乃木希典の名があるので、日露戦争のものでしょうか。
眼下には五日市街道が走っています。

中央図書館増戸分室