図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

富士山ライブラリー(山梨県 富士河口湖町)

2日目の朝は、富士山世界遺産センターへ。
駐車場に着いたのは9時過ぎ。原則無休で9時から開いているはずなのですが、人の気配がまるで無し。

不安になりましたが、ちゃんと開いていました。

映像を駆使した展示で、富士山の歴史や人々との関わりが学べます。

片隅に、富士山ライブラリーがあるのを発見!

入口には太宰治の人形が。

富嶽百景を書いたのが富士山との縁というのは、昨日学んだ通り。
太宰が人気者なのは分かりますが、富士山との縁の深さなら新田次郎あたりの方が上だと思うのですが。

それはさておき、円形の棚には、絵本、小説、マンガ、写真集、ガイドブックなど、富士山に関するあらゆる本が。
少々拡大解釈で、「ファーブル昆虫記」など直接関係のない本も置かれています。
「富士山頂」「芙蓉の人」など新田次郎の本もありました。
芸術家たちが見た富士、富士をめぐる文学、富士に暮らす生きもの、など独自の分類がされています。
「山岳宗教史研究叢書」「富士の研究」「民衆宗教史叢書」など、学術的な本もズラリ。

デジタルライブラリーもありました。
富士を描いた浮世絵、写真などが閲覧できます。

よく見ると、人形はライブラリーに限らず、館内随所にありました。
日蓮武田信玄など。

ふと気付くと、お客さんが随分増えています。しかも大半が外国人。
アーバスが次々に着いて、お客さんを送り込んでいます。ようやく"コロナ後"の世界がやって来たことを、改めて実感しました。

屋上の展望台からは、富士山が眼の前!

無料ながら、とても充実した博物館でした。ちなみに、静岡県にも同名の施設があるようです。

その後は、河口湖畔をドライブ。
富士御室浅間神社にお参り。桜も咲いていました。

河口湖に別れを告げ、

前日は富士山がよく見えなかった、西湖に再びやって来ました。
この日はバッチリ!

富士五湖の中では最小の精進湖も通り、

甲府盆地に下っていきます。

富士山ライブラリー-富士山世界遺産センター