図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

流山市立木の図書館(千葉県)

訳あって、千葉の柏へ車で出かけました。
所要2時間くらいと踏んでいたのですが、渋滞続きで3時間近くかかり、ようやく近くまで来ました。
途中、柏市の手前、流山市に気になる図書館があったので寄ってみます。
その名も「木の図書館」。

中に入ります。
外からは丸く見えますが、反対側は平らなので、さしずめ弾丸型。

木造と言ってよいのか分かりませんが、梁や柱に木材が多用されています。それが館名の由来でしょう。

一階は、閲覧席と参考書、郷土・行政資料。
普通は上階にあることが多いのですが。ちょっと珍しい構成です。
郷土資料には、千葉県のローカル文庫である「ふるさと文庫」や、他所には置いてなさそうな郷土の本が豊富にありました。
中でも、青木更吉なる人の著書が多数。いわゆる郷土史家でしょうか。
一階には、市役所支所も同居していました。

階段で二階へ。
カウンターがあり、その向かいには新聞雑誌コーナー。雑誌は40誌ほどと少なめです。
これも数は多くありませんが、CD、DVDもあります。
DVDはさほど古くない映画が多いですが、CDはやはり古め。語学の教材もありました。

中央部分をトイレで隔てられ、館内はUの字型になっています。
左は児童コーナーで、右が一般書。
右の最奥は文庫本。なかなかの数です。
警察小説の特集コーナーも設けられていました。
その下は、十数冊程度の小さな洋書コーナー。

コンピュータの本は百に満たない数ですが、AI、IoTなど新しめの本ばかり。
マニュアル系の本は無いなと思ったら、大型本の所にありました。

窓際には、少し張り出した閲覧席があります。
天井は、中心が高くなった円錐型。
そのため中央部の棚はかなり高めですが、上の方はほとんど空いていました。
館内の写真を撮ってもよいか聞こうとしたら、撮影禁止の文字が目に入りました。残念ながら、断念。

図書館前の道

2012年開館という、まだ新しい図書館。やはり木造建築だったようです。蔵書数は約4.2万冊。
最寄り駅はJR北柏駅でしょうか。
周辺は住宅街で、特別緑に囲まれているというわけでもありませんが、木の温かみを感じられる、心地よい場所でした。
流山市には他に「森の図書館」もあるようで、そちらも気になります。またいつか行ってみなくては。

流山市立 木の図書館 トップページ