映画が終わってから、駅近くの市立図書館にも寄ってみます。
映画館とは反対の東口に回り、
徒歩10分ほど。
市役所の脇を抜けると、アジサイの咲く緑地の向こうに見えてきました。
柏市立図書館の本館。去年、松葉と沼南の分館に行きましたが、本館は初めて。
入口には彫刻と、オープンカフェのようなテーブルがありました。
閉館の5時まで、15分ほどしかありません。「定礎 昭和50年」の文字を見ながら、急いで中へ。
昔の図書館らしく、本の密度は高め。
壁にはびっしりとスチール棚が立っています。部屋の中央部は木製の棚。
床の茶色のタイルも古風です。
センターに堂々と階段があります。
二階に上がると、正面は参考資料室。
左は閲覧席のある雑誌コーナー。二百誌弱といったところ。
その隣には、文学全集がずらりと並んでいます。
階段の上に当たる中央部には、小さな石庭も。
その周りを一周できるようになっています。
階段の反対側には、外国語コーナー。
中国語、韓国語の本も僅かにありますが、ほぼ英語。
小中学校の教科書を入れている棚もありました。
参考資料室にも雑誌が30誌ほど。
郷土資料もここにあります。
千葉県に関するローカルな本が充実。伊能忠敬、マツモトキヨシ、平将門など、県内ゆかりの人物の本があります。
柏の資料コーナーは、千葉県の資料とは別の所にありました。
柏レイソルの他、画家小松崎茂に関する本が多数。
子供向け雑誌やプラモデルの箱絵などで知られる小松崎氏。
パラパラと本を捲り氏の経歴を見ると、生まれ育ちは東京のよう。
柏市との関係が分かりませんでしたが、後で調べてみると長らく柏に住んでいたようです。
千葉県の図書館ではよく見かける「ふるさと文庫」の棚も、別にありました。
二階にはプラネタリウムもあるようですが、この時は閉まっていました。
一階に戻ります。
入口付近にはCD、DVDが。ジャケットの白黒コピーを入れた空のケースが並んでいます。
階段の下は文庫、新書が大量にありました。
コンピュータの本もそこそこ豊富。「人工知能」の見出し板も出ていて、結構な数の本がありました。
映画の本も、キネマ旬報シアターの図書館並みにはあります。
蔵書数は約31万冊。人口40万人の大都市に相応しい数ですが、市内には他に分館が17もあるようです。
開館は定礎板の翌年、1976年とのこと。
向かいには、小高い丘になった緑地が。まちなか緑地なる名前が付いています。
1分で登れましたが、特に何もありません。
少し南に回ると、諏訪神社がありました。緑地は、鎮守の森だったようです。