図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

東村山市立富士見図書館(東京都)

電車図書館から近くに、普通の公共図書館があるようなので行ってみます。
直線距離だと半kmほどですが、その間には巨大な東村山中央公園が横たわっています。

この公園を迂回するせいで一段と分かりにくくなる道順を経て、やって来たのは東村山市の富士見図書館。

ここも駐車場は無いので、バイクで来たのが奏功しました。
入口で上を仰ぐと、、

この字体!一体いつから使われているのでしょうか。

玄関部分は、新聞雑誌コーナーになっています。
古い木の棚に面置きにされた雑誌は、40誌ほど。少なめです。

更に入ると、「今なら読める!こんな本あんな本」という特集コーナー。
何年か前の直木賞本屋大賞作品などが並んでいます。

ベージュの絨毯に、黄緑のような茶色のような壁。
どちらも年季が入っています。
手前側は児童書で、奥には靴を脱いで上がる絵本コーナーもあります。

館内は太めのL字型で、中央を太くて丸い大黒柱が貫きます。
その周りは閲覧テーブルになっています。

玄関の真正面に、こどもトイレがあります。大人用のトイレも室内にありました。予想通り、和式。

館内はさほど広くはありませんが、木製の本棚は高めなので、本の数はそこそこ。
やはり古めのものも多く、昭和50年代の本も普通に置いています。

参考図書の棚には、少ないながら郷土資料もありました。
ハンセン病多摩湖などの本があります。
中央図書館にもあった、ハンセン病資料館のパンフレットがここにも置いていました。

文庫本は、ややマイナーなシリーズ物が多いような。
「季節の本」「短歌いまむかし」「追悼 大江健三郎」など、小さな特集コーナーが各所に設けられています。

外国語資料コーナーもありました。
英語が半分、中国語、韓国語が1/4ずつという感じ。

開館は1979年とのこと。古い蔵書は、開館当時のものなのでしょう。
40年超なのでそれなりの歴史ですが、旧字体を使うほどの昔ではありません。
館銘のあの字体は、当時はレトロ感の演出だったのかもしれません。今となっては"本物"に見えてしまいますが。
蔵書数は約6万冊のようです。

図書館前の道

周辺にはポツポツと飲食店もあるのですが、時間が悪いためか、開いているのか閉まっているのか分からないような店ばかり。
遅めの昼食にはありつけませんでした。

施設案内 | 図書館WEBサービス