北関東4県の図書館を1日で回る旅、なのですが、先ほどの図書室は群馬県代表とするには少々寂しかったので、もう一つ寄ってみることにしました。
西に3kmほどの所にある、中央公民館へ。
途中、雷電神社の案内標識があったので、寄ってみます。
関東一円に点在する雷電神社の総本宮、とのこと。あまり見たことはないですが。
駐車場の向かいには、民家のような社が。
中にはナマズの銅像、「なまずさん」が置かれていました。
地震除けなどの御利益があるそうで、撫でられ続けた頭はツルツル。
本殿の方は、東照宮のような派手な装飾が施されていました。
門前の左右には、川魚料理の店が。お昼の時間は過ぎたのか、閉まっていましたが。
1時間前に埼玉県で食べたばかりのナマズ料理は、ここでも提供しているようです。どうやらこの地域一帯で広く食されている模様。
鎮守の森の中を西に進むと、公園になります。
更に進むと、中央公民館がありました。
右隣には、海洋センターという名の体育館。吉見町にもありましたが、なぜ内陸の地に海洋?と思ったら、どうやら笹川財団が造った施設に共通の名前だった模様。
公民館の方は、公民館というイメージからは外れた大型施設。
図書室はその二階。
少々開けるのに勇気の要る地味な扉がありました。
と思ったら、その隣にオープンな入口が。
カウンターはありますが、無人。
不在の時は、備え付けの電話で職員を呼び出す仕組みのようです。
小さな図書室ながら、畳敷きの「えほんコーナー」が備えられていました。
児童書は「魔女の宅急便」「銭天堂」「おしりたんてい」などシリーズごとに見出し板が出ています。
しっかり、郷土資料コーナーもありました。
群馬県のローカル文庫、みやま文庫が少し置いています。尾瀬の写真集も何冊か。
るるぶ・旅の本のコーナーもありました。
新刊図書紹介コーナーと称して、テーブルの上に本が平置きされていました。
閉館中に購入した本とのこと。何の理由か分かりませんでしたが、しばらく閉館していたようです。
並の図書館なら予約しないと借りられないような、新しい本が置かれています。前回の直木賞受賞作「地図と拳」が2冊も。
コンピュータの本は二十冊ほど。
CDは見当たりませんが、DVD、VHSは置いています。
東部公民館にもあった、板倉町の伝統行事ビデオもありました。
公民館の開館は1978年とのことなので、図書室もその頃からあるのでしょう。
蔵書数は2~3万冊と思われました。
ロビーには絵画、彫刻などが飾られています。
縦長のガラスケースに入っているのは、昆虫千手観音像。
遠くからでは分かりませんが、表面は虫の標本で覆われています。近くで見ると少々グロテスク。。
周辺には長閑な風景が広がっていますが、公民館の隣には町役場もあり、この辺りが町の行政の中心のようです。