図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

魚沼市立小出郷図書館(新潟県)

十日町を出てからは、国道352号線福島県に抜ける予定。
その玄関口となる小出の町にやって来ました。

JR小出駅

町は、JR小出駅から川を渡った先。

魚野川

やはりここも、雪国らしく歩道には屋根が。

この町には、日曜日と休館の月曜日以外は夜7時まで開いている、図書館があります。
地図を頭に叩き込んで、近くまで来たのですが、それらしき物は見当たらず。
閑散としたメインストリートでバイクを停め、スマホで地図をチェックすると、、図書館は真横。
とてもそうは見えないビルですが、よく見ると確かに図書館の文字が。

これが図書館

中に入ってみると、ど真ん中に狭いエスカレーターが。
しかし封鎖されていて、途中に植木鉢が置かれたりしています。階段としての使用も不可。
館内は、木やスチールの棚が所狭しと置かれ、かなり雑然としています。
このビル、元々は別の用途だったことは明らか。商業施設だったのでしょう。

小出町立図書館開館記念の絵も飾られています。
何人かの署名があるので、彼らの共作のようです。
日付は、昭和六十一年九月二十一日とあります。

小さな図書館ですが、郷土資料は充実しています。
新潟県では高くリスペクトされている良寛に加え、山岡荘八の本も。
超長編「徳川家康」などで知られる山岡氏は、ここ小出の出身のようです。

コンピュータの本は数十冊。
エレベータの前には漫画がありました。二、三千冊はあります。
山岡荘八原作の漫画版徳川家康も。

絨毯敷のおはなしのへやも。その入口には、絵本作家らしき人達のサイン色紙が、十枚ほども貼られていました。

そして十日町に続き、ここにも牧野富太郎コーナーが。人気急上昇です。
雑誌は50誌ほど。
CD、DVDもありました。DVDケースには、貸出中の札がかかっています。

二階は閲覧・学習席。
エスカレーターは使えないので、階段で上がります。
壁には、大きなキルト作品が何枚も掲げられています。魚沼市5周年記念の作品とのこと。

児童書、写真集も置かれていました。
鍵のかかった本棚には、貴重そうな古い本が入っています。
雑誌「山と渓谷」の、昭和20年代からのバックナンバーも。

現在の施設は2010年からとのことで、昭和六十一年というのは、移転前の最初の開館年のようです。
蔵書数は約5万冊。

裏口

その後は、県境を越えた福島県のキャンプ場へ。
思いの外遅くなりましたが、飛ばせば何とか日没までに着けるかな、という時間。
快調に国道を走って行くと、街を出て数kmの所で、道路の上方に電光掲示板が。
そこに表示されている文字を読むと、、「冬期通行止め」「福島県へ通り抜け不可」。
はっ?えっ?今は6月も後半なんだけど?
まさかと思ってスマホで調べてみると、確かにそんな情報が。嘘では無さそうです。

途方に暮れましたが、小出の近くに月岡公園キャンプ場があるようなので、とりあえず行ってみました。

良さげなキャンプ場ですが、利用料金は7月から3000円との掲示が。
この時はまだ6月なので、2000円だったかもしれませんが、それでも高い。。
あれこれ考えましたが、六日町に安いキャンプ場があるようなので、そちらに行くことにしました。

小出郷図書館 - 魚沼市立図書館 - 魚沼市ホームページ(生涯学習課)