この日は映画を観るため、電車で東武練馬へやって来ました。練馬と名乗りながら、駅は板橋区にあります。
そして、ちょうどこの日は4年ぶりの、いたばし花火大会の開催日。会場まで行く時間は無いものの、どこか適当な見晴らしの良い所で鑑賞しようと目論んでいました。
映画館は駅の北口を出てすぐの、イオンの中。
店内を歩いていると、花火鑑賞のため五階の駐車場を開放します、との案内が。
これは、渡りに船!猛暑の街を当てもなく歩かずに済みそう。
午後5時から先着2500名に配布されるというリストバンドを、大行列に40分ほど並んだ末にゲット。
花火まではまだ時間があるので、近くの図書館を訪問。
東武練馬駅の近くには、北に板橋区立、南に練馬区立の図書館があります。が、どちらも徒歩10分以上。
あわよくば両方行きたかったのですが、そこまでの時間は無くなってしまったので、迷った末、練馬の方を選択。
スマホの案内に従って、超狭い路地を抜け、
商店街を抜け、
途中、徳川綱吉の御殿跡の碑の横を、こんな所に?と不思議に思いつつ過ぎ、
練馬駐屯地の面する川越街道を越え、
やがて、目を疑うような豪邸も見受けられる、住宅街の中にある図書館に到着。
玄関を入ると、左にカウンター。その前には二階への階段があります。
一階はと言うと、こちらも段差があり、数段の階段を降りる必要があります。
一階は文芸書、家庭関係など。旅行ガイドもありました。
床も棚も木製で、仄かに木の香が漂います。
一般展示「夏」なるコーナーが設けられていました。
バーベキュー、海など、夏のレジャーの本が並んでいます。
CDは豊富で、5千枚くらいはありそう。やはりここも、品揃えは古め。
マンガも数百冊。「とりぱん」なるマンガが目を引きました。
一番奥にある雑誌は、150誌ほど。
二階に上がると、2つのガラス扉。2部屋あるのかと思ったら、中は繋がっていました。
二階は絨毯敷き。本棚には結構空きがあります。
PC関連の本は、数はそこそこ揃っています。
郷土資料は、行政資料、遺跡の調査資料が中心。
特集展示のコーナーでは、「戦争の悲惨さと平和の大切さ」を特集。
「美しきウクライナ」、「アンネ・フランク」、ジョンレノン&オノ・ヨーコのCD「ミルク・アンド・ハニー」など、多様な資料が展示されていました。
そう言えばここは「平和台」。全く意識していませんでしたが、8月前半というこの時期にここを訪れたのも、何かの導きかも。
児童書コーナーも二階。床はリノリウム調でした。
裏手には、大きな駐輪場が。駐車場はありません。
ふくよかな女性の彫像も建っていました。
区内で3番目の図書館として、1976年に開館したというここ。その割には古さを感じない、と思ったらやはり、2016年に大規模改修を行っているようです。
資料点数は約14万点。
イオンに戻り、五階の駐車場へ。多くの人が、打ち上げが始まるのを待ちわびています。
10分近く遅れたように思いますが、ようやくスタート。
壁が少々邪魔でしたが、そこそこの大きさで楽しめました。この日は花火ラッシュ。遠くには江戸川の花火、更に遠くには千葉のどこかの花火も見えました。
夜8時からは映画のため、クライマックスは見届けずに退場。
同じフロアだったので、その1分後には映画館に入れました。
映画を見終わってからスマホを見たら、いたばし花火大会はアクシデントで途中で中止になった、とのニュースを目にし、びっくり。
見逃したと思っていたクライマックスは、そもそも存在しなかったようです。