図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

福岡市西図書館(福岡県)

福岡ドーム近くで姪浜船場行きのバスを待っていましたが、時間になってもなかなか現れず。港での乗り継ぎ時間は短いので、焦ります。
結局10分遅れでやって来て、渡船場への到着も10分遅れ。

姪浜船場

1時間に1本の船は、既に出航。。小さな売店以外、周りに何も無い港で時間を潰す羽目に。

次の船で、能古島へ。

昼食時を過ぎてしまい、お店はほとんど開いていませんが、少し歩くと、海に臨むお洒落な店を発見。ここは開いていました。

まるで海外のリゾート。離島にいながら眼前に大都会、というシチュエーションは日本ではそうありません。

この島の観光のメインは、港の反対側にあるフラワーパーク。
しかし入場料1500円、バス代合わせると2000円。。さほど時間も無いので、やめておきました。
標高190mという、展望台まで歩いてみます。
歩き始めは、高台にある学校への通学路。ちょっとした菜の花畑がありました。

フラワーパークの代わりになったかな、と。

坂道を延々と昇り、やがて展望台に到着。

福岡の街、志賀島などが望めます。
しかし、途中に眺めの良い所が幾つもあったので、わざわざここまでは来なくても良いかも。

2時間半ほどの滞在で、本土に戻りました。
姪浜駅近くに6時まで開いている図書館があるので、行ってみます。
ここでもバスに乗るか迷いましたが、途中の町並みも見てみたいので、歩くことに。
名柄川に沿った辺りは、趣きがありました。

船場から早足で、20分ほどで図書館に到着。西市民センター。

この一階にあります。

市民センターロビー

図書館内に入ると、正面は窓で、左の方に伸びています。
絨毯敷きに木製の棚。古びた感じは、朝に訪ねた中央図書館とよく似ています。

入口付近は児童書。
床の高くなった、えほんのひろばもあります。
天井が随分低いな、と思いつつ先に進むと、途中から急に2倍に高くなりました。
窓が、上の方と下の方に二段という、やや不思議な作り。
下段の窓下にも本棚があります。

文庫本は、何本かの柱の周りに分散。数えにくいですが、合わせれば結構な数になりそう。司馬遼太郎だけ、離れた窓の下の棚にありました。
パソコンコーナーの本は、少なめ。

一番奥に、郷土資料がありました。
県内全般の本を置いています。
筑豊の写真集や博多ロックの本は、先ほど中央図書館にもあったもの。
川上音二郎の本も何冊かあります。博多出身のようで、この地が昔から優れた芸能人を排出していたことが分かりました。

蔵書数は約6万冊。開館は1988年のようです。
中央区の中央図書館と同様、西区にあるということで西図書館。更に西には西部図書館というのもあるようで、何ともややこしい福岡市の図書館事情。

姪浜駅までは、歩いて数分。

姪浜駅

昔は寂しいローカル駅だったそうですが、今は地下鉄とJRの境界駅として大いに発展しています。

図書館ガイド