図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

杉並区立西荻図書館(東京都)

久々に都内にやって来ました。
23区内乗り放題の、JR都区内パスを購入し、
まず来たのは、エリア最西端の西荻窪

小さなアーケード商店街では、天井から象が吊り下がっていました。

ガード下には、昔ながらの材木店が。
都会の駅近くとは思えない光景でした。

西荻窪駅の近くの図書館を探すと、北に西荻、南に宮前の2館。
どちらも駅から少々離れています。
名前からして近そうな、実際やや距離の近い、西荻図書館に行くことにしました。

駅から徒歩10分近く、立派な家々を眺めながら進んで行くと、ありました。

入口の自動ドアは二重。寒冷地のよう。
ドアとドアの間の空間にはショーウィンドウがあり、展示スペースになっています。
今月の展示は「鉄道」。
鉄道の本が並ぶ他、近隣の中央本線、山手線の歴史、インド、イギリス等の鉄道が紹介されていました。

2つ目の自動ドアが開くと、真正面に上への階段があります。
右にカウンター、左は新聞・雑誌。

カウンター前のCDコーナーには、2千枚ほど置いています。昭和から平成初期にかけての物が中心で、新作はあまり入ってなさそう。
雑誌コーナーでは、「レコード芸術」が今月で休刊になったことを知りました。
CD冬の時代を痛感させます。今後復権することも無いのかもしれませんが。

階段脇に、地図・旅行コーナーがありました。
2/3が海外で、国内旅行の本は少なめ。

本棚の背は高めですが、最上段はあまり使われていません。
利用客も多いですが、都区内の図書館にしては、ゆったりとした印象。

参考図書の置かれた閲覧テーブルの周りに、情報科学の本がありました。読み物系とマニュアル本が中心。

郷土資料は、ほとんど行政資料。
文庫本は大きな棚が3つ。3、4千冊はあります。
洋書コーナーもありました。背中に小さく日本語のタイトルが貼られています。
やや古めの本が多く、日本の本と違い出版年が書いていないのですが、平均30年くらい経っていそう。

階段の天井は、四角錐の採光窓。
二階は児童書と書庫でした。
「おはなしのこべや」もあります。
半世紀前から、更に昔の、西荻窪の街の写真も飾られていました。

蔵書数は約13.6万冊。開館は1990年。
周辺は閑静な住宅街。道路の先には神社の鳥居が見えましたが、暑いのでそこまでは行かずに駅に戻りました。

西荻図書館:施設案内:利用案内・施設案内|杉並区立図書館