福岡の中心部に宿泊した次の日は、能古島、玄界島に行こうかと思っていたのですが、朝から雨。
天神で朝食を摂りながら調べていると、船の出る場所が全然違うことが判明。
どちらも博多港だと思い込んでいたのですが、能古島への船が出るのは姪浜。
2つ回るのは諦め、姪浜に向かうことにしました。
時間ができたので、少し歩いてみます。
まずは警固神社にお参り。
廃校になった小学校を利用した、商業施設がありました。
新宿区の図書館もそうでしたが、最近は廃校を活かした施設が本当に多い。如何に少子化が進んでいるか分かります。
更に西に行くと、福岡市の中央図書館があります。
意外に地味な佇まい。
市民センターの一階の奥に、図書館がありました。
正面に、今月の特集「九州」がありました。
「石牟礼道子全詩集」「九州の島めぐり」などが並べられています。
「半島を出よ」「悪人」など九州を舞台にした小説も。
その向こうは文庫本。
しかし、何とも小ぢんまりとした空間。
雑誌も60誌ほどしかありません。
コンピュータの本も数十冊程度。
建物もかなり年季が入っていますが、本もやや古め。
四角い部屋の左1/3ほどが児童書。床の高くなった絵本コーナーもあります。
マンガもありました。
手塚治虫全集がずらり。他は、多くは図書館によくある定番モノですが、
「博多っ子純情」が置いてあるのが地域性を出しています。
中央に、中村哲氏の功績を称えるコーナーが設けられていました。
アフガニスタンで凶弾に斃れた医師、中村哲氏は福岡市の出身。
関連書籍が多数あります。
その隣には「ヨルドク」。
「寄る」と「夜」をかけた読書会で、そこで紹介された本が置かれていました。
郷土資料は福岡県、市の本があります。
筑豊、炭鉱の写真集、ダイエーホークスの本など。
裏には行政資料、福岡のビジネスのコーナーが。
政令市の中央図書館と言えば、北九州、千葉、横浜とかなり大きな所ばかりだったのですが、
どうやらここ福岡市のそれは、中央区にある図書館、というだけで、センター機能があるわけでは無いようです。
福岡市総合図書館というのが本館で、別の所にある模様。
間違える人が多いのか、わざわざ注意書きが出ていました。
蔵書数は約6.5万冊。区の図書館としても少々小さめな部類でしょう。
しかし天神からも歩いて来られる距離で、駐車場も1時間無料、と中々の穴場ではあります。
開館は1980年のようです。
図書館の裏は、福岡城のある舞鶴公園。
桜は0.1部咲きくらい。さくらまつりの準備中でした。
ここまで来たら、その隣の大濠公園へ。
この辺りには観光客も多数いましたが、9割以上は中国人団体でした。
姪浜渡船場までバスに乗ろうと思ったのですが、この辺りからは出ておらず、、
結局、福岡ドーム付近まで歩くことになりました。
朝から雨の中、5kmほども歩く羽目に。まあ、ドームも見られたので良しとします。