白河の関を越え、福島県に入りました。
栃木県は晴れていたのですが、ポツポツと雨が降り始め、やがて激しい豪雨に。
台風上陸するという東北には、やはり来てはいけなかったのか?と思ったのも束の間、僅か30分くらいで雨は上がりました。
ちょうど小降りになった頃に、目的地に到着。
須賀川市の図書館。
ここには円谷英二ミュージアムが併設されており、午後5時閉館なので、高根沢を出てからはほとんど寄り道せず、結局ろくに昼食も摂らず、閉館20分ほど前に着きました。
エレベータで五階へ。
ゴジラ、ウルトラマンなどの特撮映画の監督として知られる円谷氏の生い立ちと業績が紹介されています。
ゴジラほか、怪獣の巨大フィギュアも多数。
ゴジラ、怪獣、恐竜、映画、アニメ、昆虫、飛行機、船、バイオテクノロジー、等々、関連のある本も置かれています。本には須賀川市中央図書館のラベルが貼られています。
ロボットやプログラミングの本もありました。
ウルトラQなどのDVDも置いています。貸出も可能。
ミュージアムは閉館になってしまい、ゆるりとした長いスロープで、下の四階へ。
下は図書館で、休日は6時まで。
四階にもゴジラ、ウルトラマンの本がありました。
このフロアには他にも映画、シナリオ、音楽、芸術などの本があり、ミュージアムとの境界は不明瞭。
体育、マンガの本もあります。
十両の白熊関が須賀川の出身とのことで、大いに推されています。
テラスもいっぱいあります。五階では荒天のため閉鎖されていたのですが、天気が回復したためか、出られました。
ミュージアムは撮影自由だったので、図書館も同じかと思いきや、一階で申請し腕章を借りる必要があるとのこと。
一階の事務所で腕章を借り、二階へ。
二階は子供の本。
続く三階が、図書館としてはメイン。
須賀川出身の絵師、亜欧堂田善の版画の写真が飾られていたり、
印刷技術についての紹介をしていたり、
博物館的要素もあります。
この日閉幕した、パリオリンピックを記念して、パリの紹介展示も。
コンピュータの本も豊富です。
時代小説家、風野真知雄は須賀川出身とのことで、紹介が掲げられていました。埼玉の大井在住で、そちらでも郷土作家扱いでしたが、出身はここでした。
食の本の所に「美味しんぼ」があったり、マンガは各所に分散しています。
たたみルームがありましたが、扉が開かず。
再び四階に上がると、ハンセン病と闘った医師、服部ケサの紹介コーナーがありました。
中央に地域資料室がありました。須賀川、福島の膨大な本がありますが、なぜかここは撮影禁止。
ここにも円谷英二の本が多数ありました。
リサイクル本は、一階で10円で販売していました。
先ほどの高根沢でも有料で、珍しいと思っていたら、ここもとは。
と言っても、ただ同然ではありますが。
tetteという愛称の付いたこの施設、開館は2019年。蔵書数は約25万冊。
一階にはカフェやローソンもあり、そしてここにも巨大なフィギュアがあり、
多くの人で賑わっていました。
駅からは少々離れていますが、この辺りが街の中心のよう。
円谷と言えばもう一人、最初の東京オリンピックのマラソン選手、円谷幸吉も有名。この人も須賀川の出身。
メモリアルパークがあるようなので、車を出して行ってみました。
道路脇の小さな空間ですが、その偉業が伝わりました。
須賀川駅に向かう道には、ウルトラマンの像が幾つも立っています。
怪獣もいました。
図書館もですが、街自体も地方の小都市にしては賑わいがある印象。
ウルトラマンも一役買っているようです。