図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

富山市立図書館本館(富山県)

土曜日の夕方5時を過ぎ、ほとんどの図書館は閉館。しかしスマホで調べてみると、まだ開いている所を見つけました。
金、土曜日は20時まで、それ以外の日も19時まで開いているというそこを目指し、富山市内に向かいます。今いる細入富山市には違いないのですが。
スマホを頼りにバイクを進めていくと、思いの外都会に入ってきました。
やがて、図書館の入るビルに到着。

TOYAMAキラリ

都会過ぎてバイクを停める所が見当たりません。途方に暮れていると、追い打ちをかけるように、降り出した雨が段々強くなってきました。
屋根付きの駐輪場はありましたが、停まっているのは自転車ばかり。
バイクを停めて良いようには見えなかったのですが、一旦中に入ってスタッフの人に聞くと、バイクもOKとのこと。
堂々と停めてから、あらためて入館。

足を踏み入れた瞬間に、只者ではないことが分かります。
ガラス美術館と一体になっているようで、芸術的且つ未来的な造形。
お隣石川の県立図書館を思い出させます。

図書館は3〜5階とのことで、エスカレータで上へ。
3階は児童図書館フロア。
ここは夜6時までとのことで、着いて間もなく閉まってしまいました。

4階は一般図書フロア。
受付の前には美術館とコラボしてか、ガラス芸術資料のコーナーが。

側板のない棚が、実に洒落ています。

情報科学の本は量、質とともなかなか充実。
洋書も少しありました。日本について書かれた英語の本が多いです。

5階は、参考図書フロア。
雑誌もここでした。3、400誌はありそう。

何の縁か、ソニー創業者の盛田昭夫氏コーナーがありました。

会長室に所蔵していた本を寄贈したとか。愛知県出身とのことで、本当に何の縁か不明ですが。
経営に関わる本が多いですが、宗教の本、小説もありました。

富山の電車、路面電車コーナーもありました。模型も展示されています。
CD、DVDもありました。
CDは3、4千枚と数は多いものの、ぱっと見古く、全体的に新しい館内では異彩を放っています。
DVDは映画はほとんど無く、文化資料的なものばかり。

郷土資料も豊富で、分野別に分類されています。
富山の観光資料も豊富。

ガラス美術館は有料の別施設ですが、図書館エリアにもポツポツと作品が置かれています。

天井にもガラス作品が

5階からは館内全体が見渡せ、まさに壮観。

この時は既に閉まっていましたが、2階にはカフェがありました。ここで図書館の本を読むことも出来るようです。

蔵書数は堂々の約42万冊。
現在の施設の開館は2015年。元は大和百貨店があった所らしく、玄関ロビーにその外壁を用いたレリーフが飾られていました。

それにしても、近年の地方デパートの閉店ラッシュは凄まじい、、と思ったら、ここは閉店ではなく移転しただけのよう。
元デパートの図書館と言えば、茂原にもありました。あちらは居抜きで、こちらは建て替えのようですが。

デパートの跡地だけに、町の中心の一等地。すぐ横には、路面電車が走っています。

富山一の繁華街、総曲輪(そうがわ)はすぐ近く。まだ夜7時だというのに、ほとんど店は閉まっていましたが、人通りはそれなりにありました。

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