金沢文庫を出て、海まで散歩。
その沿道には、神社仏閣が立ち並んでいます。
海に着くと、釣船がいっぱい。特にスポーツ紙の船が目立ちます。
近くの野島公園には、伊藤博文の別邸があるそうで、行こうと思っていたのですが、スマホで調べると臨時休館中。
行くのは断念。近くの図書館に寄って、帰ることにします。
やって来たのは、金沢図書館。金沢地区センターが併設されています。
ロビーでは兼好法師の特集をしており、各国語の徒然草、古地図などを展示していました。
一階は子どもの本。
郷土資料コーナーもありました。
外国語の絵本もあり、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、中国語、その他言語と揃っています。
階段で二階に上がると、いきなりガラス張りの大型本の棚が。
「奈良六大寺大観觀」「浮世絵大観」など、渋い本が揃っています。
二階は船の帆のような、飛行機の尾翼のような形。階段は中央部にあり、前後に広がっています。
本棚には隙間が多く、余裕があります。
前に進むと、最奥は外国語資料。英語はもちろん中国語、韓国語に、日本語学習の本もありました。
その他、諸外国語学習の本もなかなか充実。
文庫本も豊富。1万冊くらいはありそうです。
情報科学の本も充実。技術的な本もそこそこ置いています。
反対側の奥は、参考図書、郷土資料。
金沢区ゆかりのコーナーには、直木三十五、直木賞受賞作が多数。
何の縁かとその中の1冊をめくってみると、直木は大阪生まれ。晩年をここ金沢で過ごしただけのよう。
金沢区が出てくる小説も置いています。伊藤博文や、一時横浜に住んだという孫文の本があります。
鎌倉、横浜に関する本、資料も大量にありました。
蔵書数は約16万冊、開館は1980年とのこと。
金沢地区センターと図書館との間には、中庭がありました。
最寄駅は、金沢八景。嘗ての景勝地の名前ですが、今でも悪くない景観は保っています。