小曾木の次はどこへ行くか、あまり決めていなかったので、地図を眺めて考えます。
目に止まった滝山城跡が気になり、目的地に定めました。
青梅、五日市を通って八王子市に。
山間の田舎道が続いていましたが、次第に民家や商店が増え、街中の様相になってきました。
昼食後、図書館を訪問。
青梅市の小さな図書館のイメージがあったので、ここもそんな所を想像していましたが、予想外に立派な施設。
川口やまゆり館、との名が付いた市民センターになっています。
その中の図書館に入ります。
照明が薄暗いです。曇り空だからでしょうか。
正面に、先日亡くなった氏を称える「追悼 立花隆」のコーナーが設けられていました。
入って左手には、CD、DVDのコーナー。
映画は少なめですが、「名探偵ポワロ」「刑事コロンボ」「男はつらいよ」が目立ちます。
その横には、八王子コーナー。八王子に関する本が置かれています。
カウンターを挟んでその先には、テーマコーナーとして「東京オリンピック、パラリンピック」の特集。
大河ドラマ「いだてん」で取り上げられた、金栗四三、田畑政治の子供向け伝記本などが置かれていました。
その裏は、「読書のまち八王子」と大きく掲げられた、郷土資料、参考図書のコーナーになっています。
蔵書はなかなか豊富。
約15万4千とのことです。
私の好きな、屋外席もありました。
図書園なる名前が付いています。
開館は1997年と、まだ綺麗な図書館でした。
高台の端に建っており、正面の道からは高尾山辺りの山並みが見通せます。
図書館に「滝山三城」の観光パンフレットが置かれていたので、もらっておきました。
まずは、メインの滝山城跡へ。
近くかと思っていたら、3㎞以上は離れていました。
バイクを停める場所が見つからず、行ったり来たりしてしまいましたが、
パンフレットを見ると、通り過ぎた所に観光駐車場があることが判明。
バイクを停め、入口を上っていくと、いきなり深い竹林に。
建物は全く残っていませんが、壮大な遺構は残っています。
10分ほどで、本丸、中の丸などがあった頂上に到着。
北側は、多摩川を見渡す眺望が拝めました。
観光客なのか散歩する地元民なのか分かりませんが、多くの人がいました。
続いて、通り道にある高月城跡へ。滝山城からは1㎞ほどしか離れていません。
途中の田園地帯は、「高月町の田園風景」としてパンフレットに載っています。
東京都では有数の広大な農地のようですが、全国的には特に珍しくもないかと。
お城は、案内看板が出ておらず、場所が分かりにくいです。
「HOTEL高月城」の標識は出ており、これに従って行けば良いようです。
そのホテルは既に閉鎖されているようですが、その向かいにひっそりと入口が。駐車場はありません。
この登山道だけが公有地のようで、それ以外は私有地。
私有地には入らないように、という注意書きがしつこく置かれており、ちょっと息が詰まります。
徒歩数分で上まで到達。
しかし、大きな原っぱがあるだけで眺望も利かず。
よほどの城マニア以外は訪ねる必要もないかな、というのが正直なところでした。
残りの1つ、根小屋城跡も訪れる人が少なそうな所です。
ちょっと離れているので、今回は断念。