図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

坂戸市立図書館勝呂分館(埼玉県)

金曜日に出掛けたので、週末はどこも行かないつもりでしたが、
「第一回昭和平成なつかしオールドカー展示会in川島町」なるイベントがあると新聞で知り、
急遽行ってみることにしました。
場所は、川島町役場の駐車場。
役場のすぐ横には図書館もあったはず。しかし念のため調べてみると、、この日第3日曜日はお休み!
図書館が休みだからこそ、駐車場でイベントが開けるということでしょうか。
ともあれ、もう行く気になってしまったので行くことにしました。

駐車場が混み合っていると厄介なので、交通手段はバイクにしました。
着いてみると、駐車スペースは十分ありましたが、想像以上に人で賑わっています。

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奥は休館の図書館

幻の名車から、旧車と言うよりカスタムカー、正直さほど珍しくもない車まで、色々な車が並んでいます。

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2000GT
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デロリアン

役場は、衆院選期日前投票のため開いており、上階から眺めることも出来ました。

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会場全景

旧車をたっぷり堪能したので、そろそろ移動。
川島町の図書館は入れませんが、近くにある他の図書館を探すと、
水曜日と日曜日の13〜17時しか開いていないという、坂戸市の図書館を発見。

ちょうど今なら開いています。
それにしても、開館が週に8時間だけとは、かなりのレアキャラ。
川越市霞ケ関南分室の6時間には及びませんが。

途中、道を間違えて少々ロスタイムがありましたが、20分ほどで到着。
周囲は運動公園になっており、野球場やキャンプ場、プールもあります。

ぱっと見は、週2日のみの営業とは思えない、ちゃんとした図書館です。
この時は営業していないようでしたが、傍にはカフェもあります。

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奥にあるのが図書館、右は公民館

中に入ってみると、カウンターもちゃんとしており、専任の職員の方もおられます。
その前には、新しく入った本のコーナーがあります。

CDとDVD、文庫本は回転棚に。
その横には漫画。「サザエさん」「小さな恋のものがたり」「生徒諸君!」などがありますが、
背表紙が見事に色褪せていて、全く読めない。。

ここまではかなり普通っぽかったのですが、
奥に進んでいくと、6割は児童書のようで、一般書は少なめでした。

小説は新しいものも入っていますが、全体的に本はやや古め。
コンピュータの本は数冊でした。
旅行書コーナーのガイドブックは、90年代のものが多く、海外のガイド本は「まっぷる」のみ。

「郷土さかどの偉人 日本の製紙王 大川平三郎」なる本が飾られていました。
多くの製紙会社を興した人とのことで、坂戸市立図書館が自ら刊行しているようです。

雑誌は無いな、と思ったら、外扉と内扉の間の玄関の様なスペースにありました。
お母さん向けを中心に、十数誌ほど。

外には何に使われるのか、小さな野外ステージが。
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その脇に銅像があるので、これがかの製紙王かと思いましたが、昔の市長でした。

開館したのは1991年、蔵書数は1.6万冊とのこと。
小規模とは言えそこそこの施設なので、週2日しか使われないとは少々もったいない気がしました。
もっとも、利用者はかなり少なそうではありましたが。
近くには歴史民俗資料館があったのですが、こちらは何と土日が休み。坂戸市の考えることはよく分からない。。

まだ日が明るいので、2㎞ほどの距離の所にある坂戸随一(唯一?)の観光名所、聖天宮に行くことにしました。
メディアでもよく紹介される、台湾の道教寺院。
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埼玉県に四半世紀ほど住んでいますが、ここに来たのは初めて。
というか、実は歴史は浅く、平成7年建立とのこと。ちょうど私が埼玉県に来た頃です。

拝観時間は4時までとなっていますが、4時までに入れば4時半まではOKとのこと。

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御本尊

最近この手の”映え”スポットには、撮影に興じるコスプレイヤーが大抵いますが、やはりここにもいました。

自動販売機では、台湾の食べ物、飲み物が売られていました。
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海外旅行が困難なコロナ禍の今、手近に海外旅行気分に浸るには最高の場所。
そう考える人が多いのか、多くの観光客が訪れていました。
小さな新聞記事1つをきっかけに、時間と空間を超えた冒険気分に浸った一日となりました。

勝呂分館 - 坂戸市立図書館