図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

坂戸市立図書館大家分館(埼玉県)

埼玉県の桜もそろそろ見納め。
車で桜名所巡りに出かけました。

やって来たのは、毛呂山町の鎌北湖。
広いとは言えない駐車場に、ギリギリ停められる程度に混んでいました。

湖畔のホテルや店舗は廃墟まがいの様相ですが、この日は花見客と釣り客で賑わっていました。

続いて、坂戸市の北浅羽桜堤に向かいます。
時は日曜日の午後2時。
坂戸市には、水曜と日曜の13~17時しか開いていないという、謎の図書館分館が2つあります。
以前、その内の1つの勝呂分館には行ったのですが、もう1つの大家分館が近くなので寄ってみました。

大家公民館

一階に、週2日しか開けていないのが不思議なくらいの、ごく普通の図書館がありました。

入ると、カウンターの向かいには新着図書、20誌ほどの雑誌コーナー。
部屋中央の棚は児童書、周りが一般書、となっています。
新聞は読売新聞のみ。

文庫は二千冊ほどはあるでしょうか。
半村良柘植久慶黒岩重吾清水一行など、一昔前の人気作家といった人が主流になっています。

コンピュータの本は見当たりません。
20冊ほどの「地球の歩き方」は、'06から'08年辺りのものばかり。
るるぶ」は20年版が置いていましたが。

最上段には文学全集がずらりと並んでいます。「近代日本文学大系」は昭和40年代の刊。

まんがもありました。
こちらも「タッチ」「ゲゲゲの鬼太郎」「あしたのジョー」「金田一少年の事件簿」など、少々古い作品が主流。
窓際なので見事に色褪せ、背表紙はほとんどモノクロと化しています。
CDも300枚ほどありました。

郷土資料は無いな、と思ったら入口脇にありました。
行政資料や埼玉に関する本が置かれています。

蔵書数は約2万冊。開館したのは1997年のようです。

駐車場の向こうには菜の花、その後方にある学校には桜が咲いていました。

近くには東武越生線が走ります。ちょうど良いタイミングで電車がやって来ました。

大家分館 - 坂戸市立図書館