土日の2日間で、長野方面へツーリングに出掛けます。
朝何時に起きられるかによって経路を決めようと思っていましたが、早く起きられたので、
過酷な秩父経由の完全一般道ルートで行くことに。
国道299号線をひたすら西へ。
時折渋滞もありましたが、秩父を越え、小鹿野町を越え、県境の向こうの上野村に向かっていると、
「この先、志賀坂トンネル通行止め、土坂トンネルへ迂回」の看板が。
志賀坂?土坂?どこのこと?もう少し親切な案内をして欲しい。。
スマホで調べると、県道に迂回、群馬県神流町を通って、再び299号線に合流する必要がある模様。
神流町にも、恐竜センターなど気になる施設があるのですが、急ぐので泣く泣く全てパス。
お昼前に長野県に入るのが目標だったのですが、群馬県上野村に着いたのがようやく12時。
ここの図書館に寄ってみます。
上野小学校の敷地内にあり、ほぼ一体化しています。
スリッパに履き替え、中に入ります。
小さな円形の部屋になっています。
職員の方が一人いるだけで、他の利用者はいません。
まず驚いたのは、大きな木炭ストーブの存在。
まだそこまで寒くないので、稼働していませんでしたが、真冬には活躍するのでしょうか。
新着本の棚の下には、恐竜のぬいぐるみが置かれている、というより転がっていました。
移動式の棚が多数使われているのですが、置いている場所が適当だったり、
段ボールに入ったまま置かれている資料があったり、全体的に雑然としている印象。
新しい本が多く、新刊書店のように帯が付けられています。
図書館の管理ラベルが無い、と思ったら帯の裏に隠れていました。
驚いたのは、雑誌コーナーに「少年ジャンプ」があること。
ラベルは貼っていないので、正規の蔵書なのか良く分かりませんでしたが。
中央には上への階段があるので、二階に行けるのかと思いきや、ソファが置かれてブロックされています。
聞いてみると、上は小学校の図書室とのことで、一般の人は入れませんでした。
DVD鑑賞専用PCも置いています。
しかしDVDは見当たらない。。
フリーWiFiのサービスもしているようで、なかなか先進的。
開館は2012年。
蔵書数は約1.6万冊との、4年前の情報がありました。
ちなみに村の人口はわずか1100人ほど。それを考えるとかなり立派でしょう。
なお日曜日は休館とのことなので、土曜日に来る必要がありました。
窓からは清流が一望。
少し離れた所から見ると、山と川に囲まれています。
こんな環境の図書館もそうそう無いでしょう。
数百m先に進むと、道の駅上野があります。
渓流を見下ろすガーデンがあり、なかなか良いムード。
ここで昼食にしました。
この日は、上田と松本の間にある、修那羅峠に行きたかったのですが、かなり時間的に厳しくなってきました。
再び国道を西に向けて走っていくと、、「慰霊の園」の案内看板が。
心は急いでいるものの、ここは素通りするわけにはいきませんでした。
1985年の日航機事故で、123便が墜落したのがここ上野村の御巣鷹山。
小さな資料館もあります。
当時は村内公共施設が事故処理に供用されたとのこと。先ほどの上野小学校も使用されたのかもしれません。
山道を少し上ったところには、戦没者の慰霊日もありました。
再び走っていくと、、またもや通行止めの看板が!
十石峠が通行止めで、長野方面には抜けられないとのこと。
この瞬間、この日の修那羅峠行きは完全に諦めました。