図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

笠置町図書室(京都府)

大府からは高速に乗り、奈良の実家を目指します。
この日、最後に行こうと目をつけていたのは、京都府の南の端、笠置。
紅葉の名所です。
ここにも小さな図書館があるようですが、閉館の5時までに着けるか、微妙な時間になってきました。
カーナビもGoogleMapも、到底無理、という到着予想時刻を示していますが、自分の経験と勘はギリギリ間に合うかも、と囁きます。
自分を信じて車を飛ばすと、着いたのは閉館5分前!

見学時間5分というのはこれまでの最短記録ですが、
小さい所というのは分かっているので、何とかなるでしょう。

駐車場もあるか不明でしたが、数台分停めるスペースはありました。

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図書館の入る、産業振興会館

急いで中に入ると、
後醍醐天皇とが楠木正成が対面する様子の再現セットがありました。
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鎌倉時代の末、天皇が難を逃れて一時要塞を構えたというのが、ここ笠置です。

部屋の中央に、本棚が幾つか並んでいます。
やはり本の数は少ないです。
半分は児童書で、お母さん向けの本もやや多い印象。

文芸書は比較的あります。
文庫、ノベルズ、単行本がゴチャ混ぜに並んでいます。

それ以外の本は少なく、コンピュータの本はほぼ無し。
旅行書も数えるほど。
雑誌も、中高年女性向けが数誌あるのみでした。

この時は営業していませんでしたが、脇には喫茶コーナーもありました。

図書室は以前は公民館にあったみたいですが、現在のここに移転したのはほんの2年前、令和になってからのようです。
蔵書数は分かりませんが、1万冊程度でしょうか。

場所は、JR関西本線笠置駅の前。
駅前には来栖天満宮なる神社もあります。

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笠置駅と神社

日没迫る中、紅葉の名所でライトアップもしているという、笠置寺のある笠置山へ。
通常は拝観料も駐車料もかかるのですが、4時以降はどちらも無料になるそうで、実にお得。
土曜日でもあり、激しく混んでいるのではと危惧していましたが、それほどではありませんでした。
山への道はとにかく狭く、帰りもこの道だとしたらどうやってすれ違うのだろう、と思いながら登っていましたが、下りは別の道があり、それも杞憂でした。

山の上の駐車場に車を停め、しばらく歩いて登って行くと、後醍醐天皇ゆかりの笠置寺
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ライトアップされた紅葉は、実に鮮やかでした。
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と、ここまでは順調でしたが、
その後奈良市内に入ると、どこもかしこも大渋滞。
行楽シーズンの休日夕方には、車で近づいてはいけない所です。

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