芦屋を出て、次は神戸の海洋博物館を目指します。
途中で昼食を摂ろうと思っていましたが、気付くと街の中心まで来てしまい、車の停められる店がありません。
仕方なくその先の兵庫区まで行ってしまい、昼食後に引き返して来ました。
メリケンパークの駐車場に車を停め、博物館へ。
市の海洋博物館と、川崎重工業の企業博物館であるカワサキワールドが一緒になった施設です。
入ると、いきなりクラシックな帆船がお出迎え。
港町神戸の歴史、世界の船の歴史が学べます。
港湾作業や操船のシミュレーターもありました。
カワサキワールドの方は、造船に始まり、二輪車、新幹線、産業用ロボットと川崎重工の幅広い製品が展示されています。
ちなみに社名の由来は地名ではなく、創業者川崎正蔵の名前から。薩摩の出身ですが、神戸で創業したとか。
目の前に広がるメリケンパークも散策したかったのですが、急な夕立ちに見舞われそれどころではなく。
博物館の二階から眺めただけで我慢し、三宮駅近くのホテルに向かいました。
そのホテルのすぐ近くにあるのが、三宮図書館。
ホテルで小休止してから外に出ると、雨もほぼ上がっていました。
神戸市最大の繁華街にある最大のターミナル、三宮駅のすぐ近くという一等地の、勤労会館という地味なビルの一階。
閉館時刻18時の15分前に滑り込みました。
かなり古そうな施設で、木の側板のスチール棚は、かなり年季が入っています。
置いている本も古めのものが目立ちます。
地味なビルとは言え場所は良いので、客入りはそこそこ。意外に子供も何人かいました。
入ってすぐの所に、ビジネス本のコーナーがありました。
社史を収集しているので寄贈をお願いします、との掲示があり、見ると、既に百ほどの社史が並んでいました。
川崎重工業、川崎製鉄はもちろん、神戸新聞、神戸製鋼、阪神電鉄など、地元企業のものが多数。
関西らしく、吉本興業もありました。
住宅地図、道路地図がビジネス書コーナーにあったり、
「昭和天皇実録」が美術書のコーナーにあったり、ちょっと不思議なところも。
ハイカラな港町らしく、洋書も置いていました。
郷土資料は、阪神淡路大震災の本を始め、神戸、兵庫県に関する本が多数。
やはり古めのものが多く、「兵庫県史」は40年前のものでした。
そんな中、ヴィッセル神戸のオフィシャルマガジンも揃っていました。
閉館時刻になり、西側の出口から出ると、目の前がホテルの裏口。
近くどころかほぼ直結でした。
蔵書数は約8万冊。
1980年開館という歴史ある図書館は、「世界一美しい図書館」を目指して2027年頃に新装開館予定。
その前に仮移転するので、現在の図書館は6月末には閉鎖されるとのこと。今の姿は、これが見納めでしょう。
世界一美しい図書館に生まれ変わった暁には、是非再訪しなくては!
夜は南京町の中華街へ。
横浜のそれよりは小さくて夜も早いですが、長崎のそれよりは大きくて遅くまでやっています。