図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

柏原市立国分図書館(大阪府)

奈良の実家を拠点に、近くをドライブ。
とある映画のロケ地になっていた、広陵町の図書館にでも行ってみようと車を走らせていましたが、
この辺まで来ると大阪との県境も近いことに気付き、大阪府まで足を伸ばすことにしました。

大和川とJR関西線に沿って両府県を結ぶ、国道25号で西へ。
途中、太古の万葉の頃からの紅葉の名所、竜田川を覗きました。
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まだ少し見頃には早い感じでしょうか。

目指すは、県境を越えてから一番近くにある、柏原市の国分図書館。
県境付近は左右に山が迫り、ほとんど人家もありませんが、やがて町中に入ってきます。
カーナビを頼りに進んで行くと、ユニークな形のビルが現れました。
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一階は駐車場。
外階段で二階から入ることにします。

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二階入口からの眺め

二階は児童書。
漫画も結構あります。少女漫画が多め。

三階が一般書。
外から見て、丸く張り出していた部分は、ブラウジングコーナーなる展望読書席になっていました。
外に向かって、同じ方向に椅子が並ぶという、珍しい作り。
椅子はまあまあ上等で、まるで空港のラウンジのよう。
正面は消防署だったりして、絶景というわけではありませんが、街と遠くの山々を眺めながらくつろげます。
コロナ対策で、一つおきに使用するようになっており、使用禁止の椅子にはぬいぐるみが置いてありました。
最初は利用者の荷物かと思いましたが。

文庫本はなかなか多くて、特に著書の多い西村京太郎と佐伯泰英は別置き。
ちょっと離れた所には、赤川次郎も別置きになっていました。

コンピュータの本は高度なものはありませんが、それなりにあります。
旅行ガイドと紀行、旅行記は離れた所にあって、こちらもなかなか豊富。

CD 、DVD 、VHSはまとめて棚一つと少なめ。
郷土資料は、会議録や遺跡の調査報告などがありますが、かなり寂しめ。
柏原市はブドウの産地というイメージでしたが、ブドウについての本は見当たりません。

四階は立入禁止、と思ったら別の階段から行くと、会議室と学習室がありました。
近鉄大阪線が近く、新型特急の姿が拝めました、

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四階から

蔵書数は約10万冊。開館は2004年。
四階建てのスリムな図書館は、大阪に入ったことを実感させる、都会的な空気を醸していました。

柏原市立図書館 施設案内