図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

香芝市民図書館(奈良県)

滞在1時間で大阪府を後にし、また奈良県に戻りました。
入ったのは、香芝市。ここの図書館に寄ってみます。

国道165号線を挟んで市役所に向き合う大きな施設、ふたかみ文化センターが現れました。
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市制30周年を祝う幟がはためいています。
私が子供の頃は香芝町だったので、まだ新しい市というイメージでしたが、地道に歴史を重ねています。

一階は二上山博物館と市民ホール、図書館は二階です。
赤絨毯の豪勢な階段を上り、二階へ。

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館内は赤絨毯

図書館内はなかなか広く、高めの本棚に圧倒されます。
軽くスモークのかかった大きな窓から、二上山の山並みが拝めます。

郷土資料は、壁一面に奈良県の本コーナー、香芝の本コーナーと並んでおり、かなりしっかりしています。
ここ葛城地域を舞台にした小説、五木寛之の「風の王国」なども置いています。
最近読んだのですが、すっかり忘れていました。
西名阪自動車道低周波公害裁判の記録」の資料なども。

旅行書は棚8個分も占めており、かなり充実しています。
コンピュータの本も、質はともかく、数はかなりあります。

漫画も少しありました。
ベルサイユのばら」「はだしのゲン」「火の鳥」など、図書館らしい品揃え。

反対側の児童書エリアにも、大きな窓がありました。
こちらは、高架道路が目の前。

別室の視聴覚室は、カセット、CD、DVDを保管しているようですが、カウンターのみがあります。
目録は図書館の方に置いていました。

蔵書数は約22万冊、視聴覚資料は約4千点。
市制施行の翌年、1992年の開館ですが、
前身の図書室は1980年に出来たとのことで、それなりに古い本も置いています。

一階の二上山博物館も、ついでなので覗いてみることにしました。入館料は200円。
万葉集にも詠まれた、歴史ロマン溢れる山を紹介しているのかと思いきや、飾られているのは石器や鉱石ばかり。
なんか地味だな、、と思いながら見ていたら、
どうやら二上山で取れるという三種の石、サヌカイト、凝灰岩、金剛砂をテーマにした博物館だったようで、かなりマニアック。

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駐車場から眺める二上山

場所は、近鉄下田駅の近く。
周囲には、古い町並と新しい町並の混在する、奈良県らしい光景が広がっています。

香芝市民図書館