図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

宇陀市立大宇陀図書館(奈良県)

冷たい雨の降る月曜日の昼下がり、奈良の実家を後に、埼玉への帰路に就きました。

月曜日は、多くの図書館が休館日に設定する曜日。
しかし地域差もあるようで、奈良から三重にかけては開いている所も多く、選択肢が結構あります。
その中から、紅葉の美しそうな大宇陀に寄ってみることにしました。

桜井市から山の中に入る国道166号線で数㎞。小さな盆地に出ると、そこが大宇陀。
町の入口の愛宕神社の、美しい紅葉がお出迎え。
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その先は、古い町並みの残る、山間の城下町です。
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道の駅に車を停めると、ローソンを挟んで、隣の隣が図書館。

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宇陀市文化会館

文化会館の二階の、小さな部屋でした。

狭いスペースに、なるべく多くの本を置こうとしているようで、やや圧迫感があります。

本棚の上にも本が並んでいたり、窓の前に強引に本棚を立てていたり、随所に苦労が窺えます。

その苦労は本の配置にも窺え、
文庫本は何箇所かに分散して置かれていたり、
旅行書は「るるぶ」だけ別の所だったり、
児童書の一角に宇陀市の郷土資料があったり。
大宇陀町含む四町村が合併して、2006年に誕生した宇陀市
合併前の各町の町史などが置かれています。

カウンター前には、聖徳太子と、先日引退した横綱白鵬の特集コーナーが。
何とも不思議な取り合わせです。

漫画も少し置いています。
私がいつもチェックする、コンピュータの本は見当たりませんでした。

蔵書数は調べても分かりませんでしたが、2~3万冊といったところでしょうか。
開館年も分かりませんでしたが、文化会館は1990年竣工とのことなので、恐らく図書館の開館もその時でしょう。

本で半分塞がっている窓の外には、紅葉が広がっています。
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ローソン、道の駅の裏にある、大願寺の境内のようです。

大願寺に行ってみると、ここはなかなかの穴場でした。
天候の問題もあってか、人は誰もおらず、とても落ち着いています。
銀杏と紅葉の共演は見事。
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大きな狛犬は、ライオンのような迫力。
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やや年代の新しい、昭和レトロ風情の一角もあります。
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どこを取っても絵になる町でした。

施設案内|宇陀市立図書館