サテライト会場であるコスモスアリーナふきあげ、パンジーハウスでびっくりひな人形を見てから、メイン会場へ車で向かいます。
鴻巣の中心部へ差しかかった所にある、鴻神社に立ち寄り。
コウノトリの鴻の字だけに、子授けの神社のようです。
七五三でもお祭りでもないのに、なぜか大いに賑わっていて、車がひっきりなしに出入りしていました。
メイン会場があるのは、JR鴻巣駅に直結の、エルミこうのすショッピングモール。
駐車場は1時間まで無料、買い物をすれば2時間まで無料でした。
吹き抜けの二階から、1500体を超す人形が並ぶ、巨大雛壇が見下ろせました。
一階から見上げても壮観。
これだけいると、もはや主役が誰なのか分かりませんが。
そしてその隣のエルミこうのすアネックスには、中央図書館があります。
図書館は一階のみ。
上階にはサイゼリヤ、市民センター、スポーツジム、映画館が入っています。
いざ、中へ。
床、柱は木目で、スチールの本棚も、側板は木製。
とてもお洒落なインテリア。
正面のカウンターに向かって、左手は雑誌、CD、DVD、VHSのコーナー。
VHSはもちろん、CDも少々古め。
大活字本や点字本もコチラにありました。
カウンター横には、ネスカフェの機械が置いているカフェがあります。
コロナのためか、営業はしていませんでした。
ぱっと見は、そうは見えませんでしたが、右の方に進むと、中は意外に広くなっています。
「鴻巣市の資料」の棚には、
市内の吹上出身の画家、須田剋太の本が何冊か。
雛人形についての資料があるかと思いましたが、「鴻巣のひな人形の歴史」なる薄い冊子があるくらいでした。
裏は「埼玉県の資料」で、県にまつわる本が置いています。
全体的には新しい本が多いですが、ここは古い本も目立ちます。
コンピュータの本は、総記コーナーにAIなど、他は電気工学のコーナーにあります。
冊数はなかなか。Java、JavaScriptの本がやや多め。
旅行書も、先ほどの公民館図書室とは違い、必ずしも最新版ではないものの、「地球の歩き方」「るるぶ」「まっぷる」など豊富に揃っています。
文庫本も、岩波文庫などが特に充実。
漫画は「ブラックジャック」などが少しあるだけでした。
児童書は別室になっています。
奥の学習コーナーは、机はもちろん壁も木製の落ち着いた雰囲気。
コロナ禍の続く今、学級閉鎖になっている児童生徒は来館をお控えください、なる掲示が哀しみを誘います。
勉強する学生で席は埋まっていますが、椅子はやはり間引きされていました。
蔵書数は約20.3万冊。便利な立地もあり、多くの人で賑わっていました。
現在の施設は2010年の開館とのことで、まだまだ新築さながらです。
三階の市民活動センターには、この近くにあったという、鴻巣御殿の模型がありました。
徳川家康が鷹狩等に訪れた際の休憩所とのこと。
周りはなぜか学習室になっていて、静かに勉強している人々でいっぱい。
傍のタッチパネルを押すと、大音量でガイド音声が流れ出してしまい、慌てて止めざるを得ませんでした。
ともあれ、中山道の宿場町だった鴻巣の歴史を垣間見ることが出来ました。