図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

墨田区立緑図書館(東京都)

メトロを錦糸町で降りました。
歩道は錦糸町公園へ向かう人で溢れています。
もう桜は期待していませんでしたが、ソメイヨシノは何とか花を残していて、八重桜は綺麗に咲いており、公園内は大いに賑わっていました。
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隣町の両国まで歩いて行きます。
スカイツリーまで続く、長い長い公園。ここにも桜がちらほら。
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相撲の町、両国に入って来ました。
大相撲ゆかりの野見宿禰神社
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なぜか門が閉ざされていますが、他の面から入れました。
境内には、歴代横綱の名を刻んだ碑がありました。昨年昇進の照ノ富士の名も、もちろん刻まれています。
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すみだ北斎美術館の前にも、桜。ここは結構咲き残っています。
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美術館には図書室がありましたが、コロナ禍の今、1週間前までに予約しないと入れなくなっています。

美術館から総武線のガードをくぐると、すぐそこにあるのが、緑図書館。
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入ってみると、東京の図書館にしては、館内はゆったりとしています。
一階には児童書、ティーンズ、CD、DVDがありました。
北斎に関するDVDも数枚ありました。

エレベータで三階へ。
郷土資料、参考資料のフロアです。
北斎漫画始め、葛飾北斎の本が大量にありました。
スカイツリー、玉ノ井、関東大震災東京大空襲忠臣蔵など、墨田区の今と昔を伝える本が並びます。
忠臣蔵は何の関係かと思ったら、舞台となった吉良邸がこの近くにあると分かりました。
墨田ゆかりの作家コーナーには、北斎はもちろん、勝海舟小林一茶古今亭志ん生王貞治海老名香葉子など、多士済済な面々が。
中でも、墨田区育ちという芥川龍之介の本が大量に置かれていました。
学習室もあります。ただ机が並ぶだけの部屋ですが、多くの若者が利用していました。

二階は一般書。
絨毯敷、木の側板に、黒のスチール棚のオーソドックスな内装。
外からは目立ちませんでしたが、窓はステンドグラスになっています。
総武線の線路が真横なので、時折電車の音が響きます。
文庫本、コンピュータの本は、なかなか充実しています。
洋書も英語中心に少しありました。
今年の大河ドラマを受けた「平家vs源氏」、ウクライナ侵攻を受けた「ロシア・旧ソ連の歴史」なるミニコーナーも設置されていました。

蔵書数は、本が10.6万、雑誌が6千、視聴覚資料が4千。
開館は1957年という、長い歴史があるようです。

せっかく知ったので、吉良邸跡を見に行きました。
京葉道路を越えた、両国駅から300mほどの所。
公園になっており、中には吉良上野介の像がありました。
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京葉道路沿いには、無料の花火資料館がありました。
隅田川花火大会の歴史が語られています。
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花火大会の舞台、隅田川もすぐ近くです。

緑図書館 - 墨田区立図書館