図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

木更津市立図書館(千葉県)

アクアラインで神奈川から千葉へ。
海ほたるPAに立ち寄ります。ここを通ると、用が無くてもつい寄ってしまいます。
しかし、本線を外れた途端に渋滞。。これもよくあることですが、寄ろうと思ったことを後悔。
しかし運良く大型車駐車場の方に誘導してもらえ、思ったよりは待たずに済みました。
悪天候の中でしたが、人で賑わっていました。

木更津方面の眺め

千葉に入って最初のICを降りると、アウトレットモールがすぐ近く。
ちょっと寄ってみようと車を走らせると、あと600mほどという所から大渋滞。。買う物があったわけでも無いので、諦めてUターンしました。

気を取り直し、木更津市の桜の名所、太田山公園へ。

桜満開の日曜日。天気が好ければさぞかし混んでいると思われますが、あいにくの雨なので人はまばらでした。
展望台からは、街が一望。その先には東京湾が拝めます。

山頂の郷土博物館は、この日はなぜか無料。

木更津の歴史が学べます。わずか2年間ですが、木更津県の県庁所在地だったとは知りませんでした。
展示品も、刀剣など重要文化財がゴロゴロ。なかなか侮れない博物館でした。

近くには古民家もありました。旧安西家住宅。

市立図書館も遠くないので、行ってみます。

公園からは車で5分ほど。駐車場は満車寸前でした。

かなり古そうな図書館です。本棚は昔ながらのスチール製。
児童書のエリアは、フロアの1/4ほどと小さめです。

文庫本が凄い数。ヤングアダルトも含めて、棚が44個分。
と思ったら、離れた所に、漫画中心の棚が更に4つ。
1つ250冊として、1万冊は軽く超えそう。

浜名文庫なるコーナーもあります。
誰かの寄贈と思われますが、誰かは不明。
歴史、文芸評論が多めです。

東洋文庫のみの棚もありました。渋さを際立たせています。
総記の棚には、コンピュータの本は数冊のみ。
これだけか?と思ったら、電気の所にありました。読み物系中心で、数はまあまあ。

二階ロビーには、市制80年の記念展示がありました。

二階は参考調査室、郷土資料室。
最奥には「大日本近世資料」「大日本史料」「大日本古文書」「国史大系」など、渋い本がズラリと並んでいます。

県都という歴史、図書館の古さから想像していましたが、やはり郷土資料も膨大。
県内各地の資料が集められており、俳句、短歌の本だけでもかなりの数。
県内佐原出身の「伊能忠敬測量日記」もあります。
遺跡の調査報告書が特に膨大な数。
そう言えば先ほどの博物館にも、図書館所蔵の写真が多数展示されていました。

二階にも浜名文庫があり、説明文もありました。
浜名儀三、儀一氏の寄附とのこと。人物の詳細はやはり分かりませんでした。

蔵書数は堂々の約37万冊。
現在の施設は1974年開館、最初の開設は昭和4(1929)年とのこと。

図書館の近くに食堂が2つあるようなので、どちらかで昼食にしようと思っていたのですが、どちらも閉まっていました。
やむなく、GoogleMapで別の店を探します。すると、車で数分の所に良さげな店を発見。
人気店のようで、店に入るまでしばらく待たされましたが、
4品しか無いメニューから選んだアジ尽くしの定食は、味、ボリューム、ついでに見た目も上上!

その後は房総半島を横断、外房へ。
その途中、前日に幸図書館で見た雑誌に載っていた、小湊鉄道の飯給(いたぶ)駅に寄りました。
桜に挟まれながら続いてゆく線路。絵になります。
鉄道写真の名所らしく、観光客の車が何台も停まっていました。

電車の方は、1時間に上下各1本程度。次は当分来ないようなので、写真に収めることはできませんでした。

木更津市立図書館|千葉県木更津市公式ホームページ