ゴールデンウィーク最後の土曜日、前々から行きたいと思っていた日野へ。
この日は、ひの新撰組まつりの開催日ということで、混雑も予想されるので、車ではなくバイクで行くことにしました。
1.5時間ほど走り、日野市街に入ってくると、スタンプラリーをやっているようで、各所に人が集まっています。
しかし、バイクを停める所が見つからない。。ぐるぐる回っても見つからず、結局少し離れた市役所まで行きました。
ここには市政図書室があるようで、後で来る予定だったのですが、順番を変更。
まず市役所の中に入ると、記念撮影用モニターが。
観光客が市役所の中まで来ることは、あまり無さそうな気もしますが。
柱には、文字だけの地図らしき物が。
市政図書室に行くには、一旦外に出て数十m歩く必要がありました。
日野市は、東京オリンピックでウクライナのホストタウンだったようで、紹介ポスターが貼られていました。
ロシアの侵攻を受け、ウクライナ支援の掲示が各地で見られる昨今ですが、これはその遥か前から貼られていたものと思われます。
ALSOKのステッカーも、期せずしてウクライナカラー。
中に入ってみます。
職員さんが一人の他、人の気配は無し。
高い棚にびっしりと本、資料が並び、雰囲気は流行らない古本屋のよう。
教育、自然、法律、産業などの本、行政資料の冊子やファイルが詰まっています。
市役所職員向けの資料室を、一般にも開放した、という感じでしょうか。
棚の脇には、「日野に暮らした文化人」として、
伊藤整、詩人の巽聖歌、田中冬二が紹介されていました。
雑誌もありますが、「ガバナンス」「自治と分権」「税」「都市問題」「地方財務」「月刊廃棄物」など、あまり見たことの無いものが多数。
役所勤めの人にはお馴染みなのでしょうか。
そんな中、なぜか「まっぷる」「るるぶ」「JTB時刻表」が置いていました。
新選組関係図書の棚もありました。小説類はありませんが、関連書籍が多数。
室内にもウクライナの紹介記事や、旗が飾られています。
蔵書数は4.7万冊。開館は昭和52年、即ち45年前と歴史があります。
役所に合わせて、日曜日が休館。土曜のこの日が開館日なのが逆に不思議ですが。
向かいは日野中央公園で、緑が溢れています。
新選組のふるさと歴史館は、市役所から徒歩数分の、住宅地の中にありました。
映画、小説、漫画などを通して、人々の持つ新選組のイメージの変遷していく様が紹介されていました。
嘗ては新選組=近藤勇だったのが、司馬遼太郎の「新選組血風録」により土方や沖田総司の人気が急上昇。美形キャラの彼らに押され、武骨な近藤は以降すっかり陰に回ってしまったとか。
新選組を扱った漫画が大量に紹介、展示されていました。
少年漫画、青年漫画から少女漫画に至るまで、こんなにあるとは。漫画のみならずゲームまで。人気の高さが改めて窺えます。
地元の高校生有志が作ったという爪楊枝アートも、モチーフはやっぱり土方歳三でした。