図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

文京区立湯島図書館(東京都)

秋葉原から西に歩き、目指すは湯島図書館。
途中、神田明神への階段がありました。
神社の参道とは思えない都会的な光景。

湯島と言えば湯島天神ですが、方角が違うのでそちらは見送り、こちらにお参り。
階段を上った先には、社が多数建っています。

神田明神

いつの間にか、外国人観光客を意識した、こんな施設も出来ていました。

神田明神文化交流館

このご時世なので少ないものの、外国人もそこそこいました。

階段を下り、再び歩いていくと、日本サッカーミュージアムがありました。
その前の道は、御茶ノ水から続くザッカー通り。

この隣にある幼稚園の裏に、図書館があります。
かなり古びた、地味なビル。

湯島総合センター

中に入ると、大きな壁画がお出迎え。

以前は三階も図書館だった形跡が見られますが、今は四階のみ。
四階でエレベータを出ると、図書館です。
右には、えほんのへや。
左が一般書籍。
入ってすぐ、観光情報コーナーがありました。
区内施設のパンフレット、お散歩本などが置いています。

本棚は、昔ながらのスチール棚。
しかし、館内はそんなに古びた感じはありません。

サッカーコーナーもありました。
先日亡くなった元日本代表監督、イビチャ・オシムの追悼展示がされていました。
関連本が並び、オシム語録が掲示されています。

コンピュータの本は意外に充実。
ソーシャルメディア」「モバイルアプリ」「情報セキュリティ」など仕切り板で分類されています。
この仕切り板(見出し)は当館のこだわりのようで、かなり多め。
本棚を浅い角度から見ると、まさに仕切り板の密林状態。

郷土資料もあります。
文京区と、それを除いた「22区」なる分類がありました。

児童書の低い棚の上には、恐竜の模型や人形が置いてありました。

雑誌は120誌ほど。

CDは、クラシック、児童音楽、ポピュラー系がそれそれ別の場所にありました。
ポピュラー系は、なぜかジャズがかなり多め。
クラシックは、作曲家別の仕切り板が。
傍には、ワールドミュージックの棚もありました。
キューバ」「イタリア」「アルゼンチン」など、これも仕切り板が。
更に、極く一部ながら「BTS」「シルヴィ・ヴァルタン」など、アーティスト名の仕切りも。
貸出中なのか、BTSのCDの実体は見当たりませんでしたが。

漫画も少々あります。
つげ義春全集」「サスケ」「カムイ外伝」「鉄腕アトム」など、豪華版が多数。

蔵書数は約8万点とのこと。

帰りは階段で。
開館は1980年のようですが、それ以上経っていても良さそうなレトロ感。

近々改築の計画もあるようです。

北側から

最寄り駅は、湯島ではなく、御茶ノ水。徒歩10分足らずです。
住所はと言うと、これも湯島ではなく、本郷三丁目
何ともややこしい状況ですが、本郷三丁目駅からも同じくらいの距離で、もちろん湯島駅からも歩いて行くことは出来ます。

湯島図書館