図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

伊奈町立図書館(埼玉県)

上尾市から、隣の伊奈町に入りました。埼玉県にかれこれ四半世紀住んでいますが、この町に来たのは初めてかも。
目指すは町立図書館ですが、途中、氷川神社が目に入ったので、車を停めてお参り。

楽殿には、巨大な絵馬が掲げられていました。

再び車を出しましたが、図書館は神社のすぐ隣でした。

目の前の道は、その名も図書館通り。
日が短くなり、夕暮れも迫る時間ですが、ここは週末も夜7時まで開館しています。

中に入ると、真正面がカウンター。
横長の造りで、左が一般図書、右が児童図書、新聞・雑誌と案内されています。

一般図書の方に行ってみます。
小ぢんまりとした図書館ですが、人はそれなりに入っています。
窓際は学習机。若者たちが勉強に励んでいました。

分類の仕切りが、結構細かい。
仏教関連の本は、宗派ごとに分けられています。
コンピューター本は量、質ともそれなり。

郷土資料は、埼玉県、伊奈についての本が置かれています。
「関東の水を治めて泰平の世を築く 伊奈忠次」なるポスターが貼られ、伊奈忠次に関する本が何冊がありました。
伊奈氏が、町名の由来とか。町内にある伊奈氏屋敷跡も紹介されています。
どこかで聞いた名前と思ったら、門井慶喜の「家康、江戸を建てる」で取り上げられていた人物でした。
割と最近読んだばかりなのですが、ここに来るまですっかり忘れていました。
件の本は、文芸書の棚に置かれていました。是非、郷土資料のコーナーにも置いて欲しいところです。

右側のエリアに行ってみます。
雑誌は100誌ほど。半円の真っ赤なソファが目に痛い。
合間合間に、コロナ対策のビニールシートが提がっています。

CDもこちらにありました。3千枚ほどでしょうか。

蔵書数は約5.7万冊。1987年に開館したようです。
さいたま市の発足当時には、上尾市と共に新市に加わる話もあったと記憶していますが、なんだかんだで結局独立を保ち続けている伊奈町
人口は増え続けているようなので、いずれは市制施行される日が来るのでしょうか。

せっかくなので、伊奈氏屋敷跡に行ってみることにしました。
屋敷跡なんて、どうせ何も無いだろうとは思っていましたが、、

説明の看板はしっかりあるものの、やはり何もありません。
しかし、とにかく広大な屋敷であったことは分かります。
遠方の高架は新幹線。ちょうど東北新幹線上越新幹線が分岐する辺りです。

どこに繋がっているのか分からない狭い道を半kmほども進んで行くと、屋敷の裏門跡がありました。改めてその敷地の広さが分かります。

その向かいは、ニューシャトルの車庫でした。丸山駅もすぐ近く。
上越新幹線建設に対する迷惑料として、地元民のために造られたという、ニューシャトル。おもちゃの様な電車が並んでいました。

伊奈町立図書館 施設案内